まだ梅雨明け宣言されていない。蝉も鳴かなくなったし、稲穂も伸びていないらしい。とにかく夕方から夜にかけての雷雨が凄くて、まったく変な夏である。

 午後、葬儀社の人が来て母の新盆のための盆棚を組み立ててもらった。葬儀社の人と話が盛り上がり、お葬式にまつわる多分オフレコであろうエピソードをたくさん聞いた。
 映画『おくりびと』は社長の命令で社員は空き時間に観るよう言われ、チケット代は社長が出してくださったそうだ。地域色がはっきり出る葬儀はやり方が方々で違うため、毎回経験と知識が必要なんだとか。汗だくになりながら盆棚づくりをしてくれた中年のKさんは、葬儀社に就職した理由が伊丹十三監督の『お葬式』がきっかけだったそうな(笑)。私は「へぇー」って何回言っただろう。(話したことをブログで書いていいか了解をもらおうとしたら、詳しく書いちゃダメだと言われたので割合しました)

 さっき、ヤフーのニュースを見たら川村カオリさんの訃報がトップにあった。この間『金スマ』でライヴの様子を観たばかりなのに、どうしてこんなに早く?
 『やまだかつてないテレビ』でブレイクしたカオリちゃん。“神様が舞い降りる夜”って曲、大好きだったな。中学時代、親友のHと放課後、聴きながら踊った思い出がある。ガンであることを公表するだけでも勇気がいるのに、最近は苦しんでいる映像ばかりで見ていられなかったなあ。あと、ひとりぼっちになってしまった幼い娘さんのことが気がかりだ。彼女はどうなっちゃうんだろう。
 清志郎さんといい、この間のアベフトシといい、本当に何なんだろう。娘さんのこれからの幸せを祈りつつ、ご冥福をお祈りいたします。