晴れていても一向に暖かくならない。昼間はみぞれが吹き付けていた。本当に五月なの?(笑)
西日本に避難疎開していた友達が帰ってきたので、二年ぶりに会った。ご主人を残し、子連れで避難していたが、思っていたより放射能の線量が低かったのと、避難先での暮らしに馴れず戻ってきたのだ。
何より、夫婦で別れて暮らすことに問題があったのだという。こうして子連れで避難する家族が県内で多いのだが、結果的に離婚という結論に至る夫婦が増えている。県内では深刻な問題になっている。原発事故により、悲しい思いをしている人たちが本当にたくさんいる。いつになったら、元の福島県に戻れるのか、いや、もう引き返せないのかもしれないね…。
その友達の家は全壊したのだが、先日やっと新しい家が完成した。子どもたちは地元に着いたとたんに顔色が良くなり、食欲が旺盛なんだとか。地元がいちばんなのは、大人も子どもも一緒なんだね。
メディアはまるで何もなかったかのように通常だけど、 福島の悲しみにもっと心を寄せてほしいと思わずにいられない。私の友達の一件は、氷山の一角に過ぎないのだから。
最近のコメント