今日は蒸し暑かった。昨日の雨で湿度が上がったのか。汗だくで嫌になる。
二十二日は私の憧れの人・向田邦子さんの命日だった。今から三十二年前、台湾の飛行機事故で帰らぬ人に。
享年五十一歳。早すぎる死だった。
私は二十年前から彼女の大ファンで、初版本や関連本、DVDを集めているのだが、どうしてもポスターだけが手に入らず、いつもヤフオクをチェック!しかし、なかなか出てこないなあ。
もう擦り切れるほど邦子さんの著作物はどれも繰り返し読んだり、ドラマもシナリオを見ながら観たりしているが、彼女自身が大好きなので、美しく気品ある写真を眺めては溜息だ。そのうち、らいちを抱っこして向田先生のように写真を撮りたい(笑)
。
しかし、三十三回忌か。もしご存命だったら今、どんなドラマを書いていたのだろう。
今日は仮設を出て自宅で暮らすことになったご家族をお見送りに出かけた。
そのお宅のおばあちゃんがイーサンのことが大好きなので、彼も連れていくことにした。私の運転で仮設住宅へ行くことになり、イーサンは午後の数時間お店を抜け出すことに決まり、お店の事務所までいったら中でゲラゲラ笑い声が聞こえた。何やら本部の方と盛り上がっている様子。さては売り上げの結果が良かったのか?!従業員のオバサンが「店長、彼女が来たよ!」とドアを開けてくれたら、狭いところに男三人が固まって座っていた。しかもみんな見事にアラフォー(笑)。
仮設住宅に着いたら、みんなが送別会をしていた。おばあちゃんはイーサンを見つけるなり「あんちゃんだ!ここさ、座れっ
」とイーサンを強引に隣に座らせた(笑)。「もう、こんなイイ男には会えねぇんだな。淋しいな...」と下を向くおばあちゃんに「そのうち先生(私)と遊びに行くよ!それまで元気にしててよ!」とイーサン。
仮設住宅から出て自宅へ帰る人、自宅が津波で流され帰るところがない人、原発の近くに家があり帰還困難区域の人、いろいろ事情が違う。この問題を早く解決して欲しい。全くもって復興庁の存在感が薄い。
拍あありがとなし!
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