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『素浪人罷り通る』

 雨が上がって晴れたものの、風が強かった。もう冬の嵐だな。庭は落ち葉でいっぱい。

 三船敏郎主演スペシャルドラマ『素浪人罷り通る4 去るも地獄残るも地獄』のDVDをAmazonで買ったのでさっきまで観ていた。シリーズ第四弾に沖雅也様がご出演なさっているからである(笑)。
 無頼の素浪人(三船敏郎)は宿場で三太(大原和彦)という少年に出会い、追っ手から父親(平泉成)が殺されたから助けて欲しいと言う。三太の叔母ゆき(かとうかずこ)のもとへ送っていくと、村は代官の赤沼と名主の三右衛門(小池朝雄)が手を組み、農民たちを苦しめていた。酒場で同じ素浪人の藤川壬十郎(沖雅也)に出会い、酒を酌み交わし、自分の雇い主のところへ行かないかと誘われ行ってみるものの、何やら不吉な雰囲気。実は藤川は三右衛門の用心棒。素浪人は農民たちの苦しむ姿に、三右衛門らを退治することに決める。しかし、藤川は子分を引き連れて命を狙って追ってくる。
 終盤、世界のミフネと沖様が決闘するシーンがあり、息を呑んだ。三船の刀さばきや佇まいは貫禄十分だが、我らが沖様も負けていなかった。たすきをかけ、片足を後ろに引き、刀をスッと抜いて構える様は物怖じせずスマート。最近の俳優はこれが出来ない人が多いらしいけど、沖様の所作は完璧で三船氏からも絶賛されていたらしい。
 悪役なんだけど、雇い主が気に食わないところに同意してたから悪役ではなく、三船氏のライバルなんだろうなあ。
 脚本が新藤兼人監督だったので、もしこのまま沖様が生きていたら映画のキャスティングに抜擢された可能性もあったかもしれない。
 主役をぼやかしてしまうほど、存在感あるのって、ショーンと共通しているね。
 この放送の年の六月に亡くなってしまうが、単発ドラマが次々と放送された。翌年にも土曜ワイド劇場の放送があり、ファンにとっては複雑な年だった。
 あと、子役の大原和彦くん、私の世代では見慣れた少年だった。私の小学生時代、リアルタイムで同じ小学生が大騒ぎするドラマ『うちの子にかぎって...』にも出演してたから懐かしい。たぶん、彼は私と同い年ぐらいだろう。当時『素浪人罷り通る』の放送を観てたら大原和彦くんに嫉妬していたかもしれない(笑)。我が家はなぜ時代劇は水戸黄門ぐらいしか観なかったのか...。
 この頃、沖様の時代劇ばっかり観てるから、あたしゃすっかり時代劇の街娘気分だよ(笑)。
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