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第467回『スコッチ非情』

 ファミリー劇場で絶賛放送中『太陽にほえろ!』第467話『スコッチ非情』。事故の後、初めての主演回。

 商事会社の課長がひき逃げされた。その被害者は別件で捜査している賄賂事件の有力証人の一人だった。宿直をしているスコッチは不審な電話を受ける。多額の金額で殺しを依頼された男をおとりにして、命懸けで核心に迫っていくスコッチ。


 休園の遊園地(ロケ地はどこ?)に入り込み、ジェットコースターに引かれて死のうとした容疑者石山(遠藤征滋)とスコッチのセリフ。

スコッチ「死ぬのは勝手だがな、その前にどこで誰が殺されるか教えてもらおうか。どうなんだ!」
石山「つけてたんだな?朝からずっとつけてたんだな?…この人でなし!!人間一人死のうとしてるのが面白いかー!!」
スコッチ「お前は自殺など出来ない!!」
石山「だったら殺してくれ…俺を殺してくれよぉ」
スコッチ「バカぁぁぁ!!(石山を殴る)
お前は死ねば済むと思うかもしれん。だがな、残された奥さんや病気の子どもはどうなるんだ。お前の家族だけじゃない。今お前が口をつぐんでしまったら、今日中にもまた一人命がなくなるかもしれないんだ!!そうだろ?石山!その殺される人間にも家族は居るんだぞ!・・・誰だ…誰が殺されるんだ?石山…石山!!」
石山「殺されるのを…」
(一発の銃声。スコッチの首をかすめ出血)
スコッチ「(石山の腕を掴み)来いっ!」
スコッチ「(追ってきたのは)二人か…どうやらさっきの連中のようだな。いいか、俺は今から飛び出して奴らを引きつける。その間にお前は表を突っ走れ。そしてどこでもいいから飛び込んだら警察に電話をするんだ。何時に、どこで、誰が狙われているか。わかったか!」
石山「連絡ならあなたがしてください。どうせ俺は殺されても仕方が無い人間だから」
スコッチ「バカ野郎!!たった今、命を粗末にするなと言ったろう!」
石山「あなただって殺されるかもしれないじゃないですか!」
スコッチ「これはな、俺の仕事だっ。さ、行け!!」


 サブタイトルに非情とあるから、また昔みたいに一係の仲間も引いちゃうくらいのことをするのかしらと思うかもしれないですが、命は大事にしろと熱く説得するスコッチ。あなたもねって言いたくなりますがそれは置いといて…。遠藤征滋さんもいい俳優でしたね。癌で亡くなられた時、この回を思い出したものです。

 久しぶりのスコッチ主演回は長野洋先生の脚本。長野洋先生の回はアクションがシャープで、スコッチに深みのある心情を描いてるので私は好き。スコッチ最終回第493話『スコッチよ静かに眠れ』も担当された。そういえば去年は長野洋先生の三回忌だった。

 やはり沖様的に体調が悪いらしく、どこかしんどそう。表情も固く、走るのも体が重そうである。上記の長回しのセリフのあと、激しいアクションがあるのだが、キレが足りなくて少しあれ?どうしちゃったんだ?と思うかもしれないけど、何しろ事故の後にほとんど休まず復帰していることを察してあげて欲しい。ボスもいない非常事態の中、あんなことがあってもこれだけのお芝居が出来たのだから、沖様は天才だったと思う。今みたいにネットがあったら安っぽい扱いになっただろうけど、昭和の頃はやっぱりスターだ。
 久しぶりに「三つ数える!ひとぉーつ・・・ふたーつ・・・」が出てきてスコッチファンは嬉しい回でもあった。格好いい。沖様、本当に格好いいです! 

 スコッチ主演は残すところ、あと二回!!ファミリー劇場さんがそれまで『太陽にほえろ!』 の放送をやめませんように。
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