四日から十日ほど全てのネット活動をお休みさせてもらった。その間はわりと爆睡するでなし、八時間前後の睡眠時間で起きていた。私にしては珍しい!(笑)具合は心臓の方は落ち着いていたが後半から風邪をひいて弱っていたが、今は何とか肺炎にはならず治ってきている。夜になると頭がツーンと痛くなるのがこの頃の悩み。
先週から今週にかけて南岸低気圧がやって来て、初雪が降ったりしてとても寒くて、寝ていてもなかなか下半身が暖まらずつらかった。部屋も寒くて寒くて。下戸だが熱燗をクイッとやりたい人の気持ちがわかったような感じ。わが家にはアルコールという物は料理酒と神棚の御神酒ぐらいしかないからやらなかったがあったら二口ぐらいやったかも、と思うくらい寒かったのである。本気で飲んだら多分心臓がバクバクしてエラいことになるだろう。
ちょっと豆知識!風邪で弱った時やお化けちゃんの気配がしたりして気持ちが悪い時は日本酒をコップ一杯とお塩を大さじ二杯ぐらい入れたお風呂に浸かると楽になる(風呂釜をいためるから自動運転を停止して入浴後はお湯を抜く)。それをやりたいと思った夜に大雪になったのだった(笑)。
お酒と言えば、わが家の古いお付き合いをしている方よりお歳暮で高そうな日本酒が届いていた。先方は次兄がアル中で禁酒中であることを知らず、毎年送ってきているようだった。いつも届くなり、次兄が私が起きるまでにどこかへ隠してしまいチビチビやっていたようなんだけど、今回はたまたま兄が仕事に出ている間に私が受け取った。兄が帰宅する前に先方へお礼の電話をかけて、兄が禁酒中であることやわが家の家系は父の代からお酒が飲めないことをこの際とばかりに説明した。先方のご主人曰く「いつも(兄が)とても喜んでくださるから今年も貴重なお酒を見つけてお送りしていました。そういう事情とは知らず申し訳ございませんでした。お詫びにお菓子でも…」などと恐縮されておられた。東北人は酒が強いというイメージだったそうで、亡くなった父も職人ではなかったが職人気質に見えて酒が強いと想像していたようだ。そういう先入観で見ておられたか。まあ東北人でもね、下戸はたくさんいるもんですよ(笑)。とにかくわが家はお酒がらみは禁忌なのである。とりあえず理解していただいたようでほっとしたのだった。
この電話のご主人には私は一度もお会いしていないと記憶しているが、彼の亡くなったご両親には子どもの頃から毎年お会いしていた。父が別荘の土地を仲介し、別荘を建てて差し上げたご縁らしい。私は奥様にとても気に入られて、毎年絵本や本をお土産に会いに来てくれてた。最後にお会いした時は「娘が居ないからあなたにあげるわ!」と本革のジャケットや高そうなドレスなどを戴いた。私があとからお礼にお手紙を送ると電話がかかってきて二時間ぐらい長電話になって「あなたの家は私の実家と思って行っているのよ!あたしね、あなたのご両親に会うのが何よりも楽しみなの。田舎のご馳走とか山菜とかいっぱい出して歓迎してくれるところなんてそうはないわよ。私たちは田舎がない江戸っ子だからね!お父さんとお利口さんのわんちゃんと一緒に山菜やキノコ狩りなんてもう楽しくて楽しくて。だから、あなたも東京に来た時はウチに泊まりにいらっしゃい!おばさんね、いつでも大歓迎よ。ご両親には内緒で夜の街に繰り出しましょうよ!」と最後に嬉しそうに仰ってたな。もう亡くなられて随分経つが、一度ぐらいお家へお邪魔しとけば良かったと心残りである。息子さんが確か三人おられて、電話で話したのは次男、三男の方はテレビ東京『ファッション通信』のプロデューサーをやっていた。
ちなみに戴いたお酒は兄に見つかる前にチイ姉のもとに速攻で渡った。チイ姉も処分に悩んでいるが何かのお使い物にするはずである。父の知り合いたちの話は面白い方ばかりだから、またそのうち書くとしよう。既にみんな鬼籍に入り、向こうで時々会ってるらしい。
留守の間、たくさんの拍手ありがとうございました!
メッセージも心から感謝しております。
今回は入院してた訳ではないのでご安心くだされ。
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