久しぶりにたくさん眠った。十時間は眠っただろう。起きたら体が軽くなっていてとてもいい気分だった。眠ることが私にとって大切なこと。手足の疲れから解放されるために。
 イーサンと久しぶりデート出来たので安心しちゃったのかもしれない(笑)。あー気持ちが一点の曇りがないのは素晴らしいことだ。

 起きてカーテンを開けたら彼岸花の赤がたくさん増えていた。三番目の兄がショベルカーで作業していた。この頃、みんな忙しくてしかも天候が悪かったから庭の作業も全く出来なかった。来年春のオープンに向けて、雪が降る前に急いで準備をせねばならない。
 私の家の真正面の丘に、二万円分のポピーの種を蒔いたのだが、先日の台風で雨に流されてはいないか不安ですな。三番目の兄が一生懸命、春に花を咲かせようと頑張っているので私も何か手伝えるといいのだが…。

 浜通りの富岡町で復興住宅が建設されることになったのだが、町民の40%以上の人たちが町には帰らないと考えているようだ。理由はまた原発が安定しないからだそう。
 なんか、コントロールされているはずの原発に、周辺住民はまだ駄目だと訴えているかのようにみえるね。国に対して、静かでささやかな抵抗をしているかのようだ。
 全国の人たちも、もし自分がそういう立場になったらと考えてみて欲しい。故郷に帰れなくなるとしたらどうするか。帰ってもご近所さんが少なくても暮らしていけるか。馴染みの町を捨てて新天地で暮らしていったらどうなるか。そういう想像力がこの国には不足している。
 「復興は不要」だなんていう官僚もいるくらいだから、余程世間は福島や宮城や岩手に対して切り捨てて考えられているのだろう。
 奇しくも『あまちゃん』最終回は北三陸鉄道再開と海開きの日の喜びと、新たな日々の出発のお話だった。被災地はみんな傷を負いながらも辛抱し、再生しようと頑張っている。大人も子どももそこで暮らして一からやり直している。楽しいことは少なくてもみんな地元が大好き。楽しいことはみんなで工夫して楽しむ。生きることの根源がそこにある。
 例え被災地が遠く離れていても誰かが関心を寄せるだけで、停滞した復興が近づく足がかりになる。無関心や冷ややかな目が被災地の復興の妨げになっていることに早く気づいて欲しい。







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