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たまにはたっぷり映画を

 よく人から「お薦めの映画があったら教えて!」と言われる。早速私は星の数ほどある作品から二、三本ぐらい見繕って紹介すると、「あっ、恋愛モノは苦手なんです」とか「シロクロ映画は観ないんです」とか言われて困ってしまう(笑)

 映画の好みなんて人それぞれだから、やむをえない。例えば、映画好きな人と話していても、自分と好みが一緒なんて滅多にない気がする。私は恋愛映画が好きで、成熟した大人の男女のお話が好きである。『恋におちて』とかね。ストーリーはロバート・デ・ニーロとメリル・ストリープが不倫の関係にあり、お互い短い時期に真剣に愛し合って、これでもかってくらい恋人としての時間を楽しみ、ある時自分におかれている現実に引き戻され、悩んで悩みまくり二人は最良の結論を出す。真剣で真っ直ぐな恋をした映画は、ラストシーンが例え悲しい結末であっても美しい。『追憶』なんかはまさに!

 そんな私であるが、ギャングものも好きだ。イタリアン・マフィアの出てくる映画は堪らない。『ゴッドファーザー』シリーズ、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ』、『アンタッチャブル』なんかは興奮しますな(笑)イタリアン・マフィアの良いところは身内を大事にすることと、身なりが清潔なところ。それからタランティーノ監督みたいな洒落が利いているのも好き。でもどうしても苦手なのがある。ヒップホップがガンガンながれるような、ブラザーが出てくるヤツ。「ファック!」連呼や、手当たりしだい殴ったり銃で撃ったりするのは苦手だね。

 でも一番好きなのは人の暮らしや人生を描いたもの。年々、そういう映画の奥の深さや自分にはない他者の生き方を知る事が快感にも似た喜びや感動が湧いてくるようになった。人の人生ほど多彩で、それぞれの想いがある。栄光に向かうヒーローも途中で間違いを犯し、その失敗が学びになると気づいたり成長する過程は、境遇や環境が違っても我々に何らかの形でヒントを与えてくれる。他愛もなくひたすら会話をし続けるウディ・アレンだってそう。人の生き方を観ることこそ、映画の醍醐味でもある。

 「映画は頭で観ると面白くないよね。感覚で観るから面白いの」と、淀川長治氏がかつて言っていたように、感覚で楽しめればしめたもの!(笑)恋愛映画が嫌いだから観ないんじゃなくて、いろいろ試してみてみることもたまには良いんじゃなかろうか?…とは言いながら、私は香港映画や韓流モノはどうしてもダメだったりするのだが…相変わらず説得力ない女です(笑)

これから年末にかけて観たい映画を5本挙げてみよう。
@ラストシーン
大部屋俳優の半生。映画に携わった人々の姿を描いている。主演は西島秀俊。
Aアンナ・カレーニナ
ショーンとソフィ・マルソーの方ね。
Bモーターサイクル・ダイアリーズ
チェ・ゲバラが好きになったり、旅の面白さがわかってくる。
C抱擁
人の愛を知った時、自分も恋する喜びに気づく。
D素晴らしき哉、人生!
フランク・キャブラ監督が贈る一年頑張ったご褒美!



昨夜観た作品は『GOAL!』
 サンディアゴ(クノ・ベッカー)はメキシコからアメリカへ一家で不法入国し、今はロスで庭師の手伝いをする傍らアルバイトもして働きづめだった。が、地元のサッカー・クラブではスター選手でいつかプロプレイヤーになるのが夢。ある日、試合が終わるとサンディアゴのもとにニュー・カッスルのスカウトマンだという男が声を掛けてくる。
 前にちょびっと観たのですが、今回はじっくり観ました。サクセス・ストーリー三部作の一作目です。サッカーが好きだから、こんな生い立ちの選手を何人も知っていますが、上手くてもいかにプロまでたどり着くのが困難であるか、そんな事をこの作品は教えてくれます。早く続きが観たい!パート3で出てくるという中田英寿の役柄が気になりますね!
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誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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