HERE TODAY DIARY Season2

　寒い。今日はこたつから離れられなかった。長姉から会うたびに「こたつしまってあげようか？」と言われてるけど、まだ早い気がする。だってまだ霜注意報もあるんだもの。掘りこたつだと足が伸ばせるから楽なんだよね。こたつ布団だけ取って一年中、このままにしておきたいくらいだ。


昨夜観た作品は『ヘンダーソン夫人の贈り物』(2005年)
　第二次世界大戦開戦前夜に夫に先立たれ未亡人となったローラ・ヘンダーソン(ジュディ・デンチ)は、ロンドンのソーホーにある劇場ウィンドミルを買い取った。支配人として雇われたのはヴィヴィアン・ヴァンダム(ボブ・ホスキンス)。ヴァンダムが提案したノンストップ公演が大盛況に。しかし次第に他の劇場でもマネしはじめ、ウィンドミルは存続の危機を迎えた。ヘンダーソン夫人は、舞台で女性のヌードを見せるアイディアを提案するのだが…。
　なんかこの話聞いたことあると思ったら、実話だそうです。ヘンダーソン夫人は裕福な人だから、お遊びで劇場を買い取ったかのように思いますが、実は深い意味がありました。そしてヌードもまた理由があったんですよね。最後まで観ると、彼女の深い思いやりを感じます。あんな風に誰かのために行動を起こすことなんて、そうできるものではありません。しかし、検閲官のシーンが面白かった。ヌードを描いた絵画は動かないから猥褻ではなく芸術だというのです。それを逆手にとって舞台に立つ女たちを静止させて出演させたヘンダーソン夫人はスゴイ！(笑)