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冬支度

 窓から入る秋の空気が清々しくて好きだ。春よりもずっと。身体いっぱいに吸い込みたい。この時期がいちばん大好きなのだが、雪の季節ももうまもなく。今を楽しまなくては勿体ない気がする。

 今日は朝から兄姉たちが集まって、柿をもいで干し柿作りしたり、冬支度の準備に大忙しだった。彼らは本当にタフだ。私は読書に専念。なぜに私だけインドア人間なのだろうか(笑)。とにかくみんなには圧倒される。


昨日観た作品は『女が階段を上る時』(1960年)
 “ちょうど”三十の圭子(高峰秀子)は銀座のバー・カートンの評判のママ。連日連夜、様々なお客と語らい、男たちはどうにかして彼女を自分の女にしたいと会いに来るが、亡くなった夫を愛し続け操を守っている。言い寄る男たちに翻弄しながらも、自分の信念を貫いていく。
 昨日二本目に観た成瀬巳喜男監督作品です。主演の高峰秀子は衣装も担当。彼女は自分の衣装をいつも自前で着ていたそうな。本当に美しく品のある女優さん。今でいうと鈴木京香ですかね。お客のなかに銀行支店長(森雅之)と、本気になっちゃうのですが、一夜を共にしたのも束の間、彼は大阪へ転勤してしまい深く傷つくんですね。それを見かねたマネージャー(仲代達矢)は、彼女のことをずっと好きだったので結婚してくれと迫るものの、高峰は私は仕事で生きると決意する。いろいろな男と出会いながら決断したことは家庭に入ることではなく仕事。当時の日本はまだ働く女性というのは珍しかったかもしれないですが、その潔さの影で孤独だったわけです。うーん、淡々とした話ですが、高峰秀子の着物姿にうっとりでした。
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メアリさんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
血液型 A型
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