HERE TODAY DIARY Season2

　今日もよく晴れた。今朝は霜がすごかったみたいで、玄関のお花や庭の草花がシワシワになっていた。気温があまり上がらなくなったから、お散歩に行く気にもならず今日はひたすら家で、こたつに入りながら執筆。

　知人からのメールにビックリした。「会社の若い子が“テレビでやらなくなったけど、東北って復興したんですかね？”って言われたよ！」。つまり、東北以外の地方では震災関連のニュースってやらなくなったってこと？
　知人はその若い子に「そんなことないよ。まだまだ大変でしょ」と返したそうだが、被災地が復興して通常の生活に戻ってると思っている方がいるなんて驚いた。それとも単純にニュースに関心がなくて知らないだけなのだろうか。
　福島は毎日のように瓦礫や汚泥の処理をどうするか、徐染作業のあれこれ、原発の経過とこれからの工程…とにかく盛りだくさんのニュース。被災者の様子や仮設住宅の様子も伝えられている。なかなかヘヴィーな内容ばかりだが、みんながそれぞれ頑張っている姿なんかも伝えられていて、いろいろ励まされたりする。
　やはり被災地と余所では違うのかもね。そうやって少しずつ震災や原発事故や福島のことが忘れ去られていくとしたら、ちょっと淋しい気持ちになる。被災者のいちばんの恐怖は、そうした忘れ去られていくことなのかもしれない。

　ブータン国王夫妻が福島にいらして、浜通りを見て廻れた。王宮に仕えるお坊さんも引き連れ、海辺でお経を上げてくださった。テレビで拝見しただけだけど、本当に温かい目差しで人々に接しておられた。丁寧に福島を見て廻れ、王妃も「また日本に来れたら福島にも必ず来たいわ」と仰っていた。
　爽やかな中に、やはり国王には我々庶民にはない気品のオーラというか、ものすごいパワーが宿っているように思う。天皇陛下もそうだが、この国王も霊感みたいな特殊な力をお持ちのようだ。生まれ落ちたお家柄がそうさせるのか、はたまた神様に選ばれた方なのか…。
　福島はいろいろな方々に励まされてるおかげか、大変な状況でも頑張っている方々がいっぱいる。どうか、私たちを忘れないでいてほしい。




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