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冬支度

 木枯らしで木々の葉を落とし、道端は木の葉の絨毯になってきた。冬の風物詩、焼きいも屋さんの声が聞こえてきた。「ぽっかぽっかの〜おいもだよ」確か、この声の焼きいも屋さんは母の幼馴染みの人がやっていたはずと思ったけれど、その方は亡くなられたはずだった。誰かが遺志を継いでまた始めたのかしら。今度近くに来たら、買ってみようと思う。


 仮設住宅のおばあちゃんたちの様子を見に行ってきた。おばあちゃんたちは白菜を樽に入れたり、お漬け物作りをしているところだった。狭い仮設住宅なのに、以前の暮らしでやっていたように漬けたくなったのだろうね。
 「先生、これ出来たらやっからね!食べてよ」とのこと。楽しみだなあ。「コンビニのあんちゃんにもあげなくちゃ!」とは、チャンのことを気に入ってるおばあちゃん(笑)。チャンはおばあちゃんのところをたまに様子を見に行ってるみたいで「(彼は)めんこい人だよ。おれが足が痛いって言ってたら湿布だの、膝掛けだの持ってきてくれたんだ」と少女に戻ったみたいに喜ぶのである(“おれ”と言うのは“自分(私)”のこと。東北のおばあちゃんは“おれ”という)。チャンは自分を気に入ってくれる人をとても大事にする。そして、お年寄りや小さな子どもが愛しいのだそうだ。私と会わないときに、こっそりとおばあちゃんと会ってるなんて浮気か?(笑)。
 おじいちゃんたちはどこから手に入れたのか、大量の柿の皮を剥いていた。干し柿にするのである。私の父もちょうど今頃、同じようにやっていたなあと思い出して泣きそうになった。ちょうど父と同じくらいの年代だからかしら。
 寒く長い冬が始まっている。被災地のみんなが、暖かい部屋で過ごせる冬であることを願っている。私はいつもこの方々が早く本当の笑顔を取り戻し、住み慣れた浜通りへ戻られることを祈っている。福島はどんなことがあっても、へこたれない辛抱強さがあるはず。みんなで乗り越える。乗り越えていけるだろうと信じている。


 福島第一原発の吉田所長が病気治療のため、所長を辞めることになった。この方は震災以降、あの過酷ななか現場で陣頭指揮をしてこられた。きっと県民の多くが彼のことを称賛しているだろう。本当によくやってくださった。どうかゆっくり療養していただきたい。





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メアリさんのプロフィール
性 別 女性
誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
血液型 A型
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