なんか変だなと思ったら、今年は春一番がまだ吹いていないからだった。例年では立春から春分の日の間に南から温かい風が吹いてくるはずだが、今年は12年ぶりに吹かずに終わりそうである。
お彼岸だから誰かが来るかと思って出掛けずに待っていると、誰も来ない。確か従姉妹が来るはずなのだが、いつ来るのだろうか。
待ちぼうけしていたら、仮設住宅の仲良しのおばあちゃんから電話が来た。「先生、ちっと話聞いで
」。何かあったの?と尋ねたら、仮設に某有名タレントKが若手の芸人を引き連れてやってきたのだそうだ。彼らは(おばあちゃんが言うには)夏ミカンみたいなのを配って歩いてたそうなのだが、みんな昼寝をしている時間で寝ているところに大声で「こんにちは〜
」と言いながら玄関の戸をバタバタ叩いたらしい。それがあまりにもやかましくて怒鳴り付けたいくらいだったという。毎日バラエティーによく出ているKは、テレビで観ていても声が大きいなと思うくらいだったが、普段から声が大きい人だったんだな。
テレビに出ているタレントはだいたい声が大きい。大きな声で発言しなきゃ目立てないからだろう。ミュージシャンの人もだが、タレントは大音量の場所にいることで難聴の人も多い。だから余計声が大きくなってしまうのかもしれない。
だけど、仮設住宅で大声で現れるのは無礼だよね。精神的に疲れてたり、慣れない暮らしで体調が悪いお年寄りもたくさんいらっしゃるのに…。心臓が悪かったうちの両親だったら、ビックリしてしまって大変なことになっていたはず。
Kも元気づけようと来てくれたはずで悪気はなかっただろうが、テレビとプライベートで状況をわきまえなくちゃ、ねえ。そのおばあちゃんのお隣さんは頭にきて、その夏ミカンみたいなのを投げて(福島弁で“棄てて”)しまったらしい(笑)。
お彼岸が過ぎたらチャンを連れておばあちゃんを喜ばせよう(笑)。チャンに会うと乙女に戻ってしまうからね
たくさんの拍手ありがとうございました
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