久しぶりに出掛けないで執筆。起きたららいちが兄の部屋で寝てたようで兄が昼勤務出勤したらしく、いきなり私の部屋のドアを開けた(ジャンプして前足でドアノブに体重をかけて開けるからスゴいよ)!まっすぐベッドへ上がり寝てしまった。
居間で執筆していると、らいちは起きてきて椅子の上でこの通り!夜、自分の家に帰るとまた熟睡していたようだ(笑)。どれだけ眠るんだ!赤ちゃんみたいだな。
若松孝二監督がタクシーに引かれて亡くなったというニュースに驚いているところに、今度はシルビア・クリステルの訃報。
シルビア・クリステル先生にお世話になった男性が世界中どれだけいるのだろうか。彼女の代表出演作『エマニエル夫人』シリーズは、男性のみならず、女性たちにも評価が高かった。それまで女性の性をあからさまに描く映画はなかったから、解放された女性たちは多かったのではないだろうか。
夫の転任で共に南国で暮らし始めたシルビア・クリステル演じるエマニエル夫人の、性への関心と危険な冒険を描いた『エマニエル夫人』。第一作は少女のような可愛らしいシルビアが印象的だった。女が望むまま、本能に身を委ね生きることを教えてくれた作品。DVDでたまに観るけど、私はこれほどセンセーショナルな映画はもう出てこないと思っている。
他にも『夜明けのマルジュ』は大好きな作品。共演はジョー・ダレッサンドロ。ジョーがとてもイケメンなので、シルビアが少し霞んでしまうのだが、一人の娼婦の悦びと悲しみを描いた作品。彼女が黒いドレスを着ているのだが、ロートレックの絵から飛び出したかのようだった。
それから『チャタレイ夫人の恋人』にも出演している。ショーン・ビーンとジョエリー・リチャードソンのとはまた違った演技で、これはこれでヒロインのコニーの姿なんだなと思いましたな。
とにかくシルビア・クリステルは、私たち女に新しい生き方を切り開いてくれた尊敬すべき女優。ファンは男性たちだけではなかったはず。波瀾万丈な人生だった彼女。安らかに。
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