さっぱり雨が降らぬ。いよいよ、二十四節気の大暑。季節は梅雨明けして暑さが厳しくなる頃。東北から関東まで既に暑いね。この季節からは路地軒先や庭に水をまいて涼を得たり、土埃を防いだりする打ち水をしているのをよく見かけるようになる。
この風習は元々、神様が通る道を清めるためのものだったそうなのだが、江戸時代あたりから暑さを凌ぐためにやるようになったと言われている。でも打ち水って水分が蒸発するから、かえって蒸し暑くなったりするんだよね。やるときは空気がからっとした日じゃないとね。
昨日、起きたときに玄関開けたら、暑いし風にむせたので玄関に打ち水をした。やはり蒸し暑い日だったので効果はなかったな(笑)。母が生前、庭に打ち水していたのもこの季節からだった。ちゃんと暦通りに生活していた。風鈴をガラスのに変えたり新調し、水槽には鈴虫の爽やかな鳴き声が家中に響いていた。
今は行事通りに暮らしているお宅は本当に僅かなのだろう。うちに来る編集者にこういう話をしても「へぇー」という具合だから。風流は日本だけのもの。きちんと伝承しないとね。
暑すぎて体調が安定しない。金曜日辺りから外出せずに寝たり起きたり。蝉も鳴くようになった。この夏は始まったばかりだけど、新陳代謝が良すぎるバセドウ病の私には例年以上に過酷さを感じている。無事乗り切れるかな?
たくさんの拍手ありがとうございました!
書きたいことがたくさんあるのに、なかなか体がいうことを利いてくれないのです。困ってしまいます
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