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南田洋子

 まだ流れ星が発見できずにいる(笑)。残るはあと一日。角部屋の壁が邪魔だ。天井がガラス張りだったら良かったのに、と贅沢なことを考えたりして…。

 南田洋子さんが亡くなられてしまったそうである。いつも凛として品のある彼女を子どもの頃からテレビで観てきたけど、大人になって若い頃の映画を目にするたびにグレタ・ガルボみたいだなって思った。
 『クイズダービー』での回答ははらたいら氏をしのぐほど的を得ていて、幅広い知識を持った人だったと記憶している。近年では昼ドラ『砂の城』の意地悪なおばあさんが強烈な印象として残り以後、やはり昼ドラで似たような気の強い老人を度々演じていた。それが観ていて本当に目を覆いたくなるほどの熱演!これにはさすがにベテラン女優魂を感じた。
 彼女が出演した映画に、石原慎太郎原作『太陽の季節』がある。以前、ブログで感想を書いたが、ご覧の通りログもこの量!どこに書いたか見つけられなかった(笑)。
 この『太陽の季節』は石原裕次郎のデビュー作として知られているが、長門裕之と南田洋子が主人公のカップルを演じている。のちに二人は本当に結ばれて今に至る。この作品は“太陽族”といわれた当時の流行の最先端にいた湘南の裕福な若者の風俗を描いている。きらびやかで豊かで自由、とにかくお洒落であった。彼らは輝きの中に虚しさややるせなさを持ち合わせ、終盤に南田洋子演じるヒロインが死んでしまうことにより、彼らの青春が終わりを迎えるくだりが観るものを切なくさせる。このあとに石原裕次郎&北原三枝の『狂った果実』が製作されるのだが、どちらかといえば私は『太陽の季節』が好きかもしれない。とにかく南田洋子が綺麗で、同じ女なのに見とれてしまうくらいなのだ。DVDも何度も繰り返し観ているくらいである。
 長門裕之との結婚によって南田洋子は波乱万丈な生涯を過ごしたが、彼女は今どう振り返っているのだろう。賛否両論言われているけれど、過去の償いのように介護する夫のもとで、最期を過ごしたことは幸せだったのではないだろうか…と、私は思いたい。心から、ご冥福をお祈りいたします。
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地 域 福島県
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