猫たちが冬毛になるように、この頃セーターの出番が多くなってきた。まだ薄手だが、ひんやりした外を歩くのには丁度いい。
今は紅葉も真っ盛りでぼちぼち落ち葉も多くなってきた。そうなると新米の季節到来である。
我が家はこの時期、毎年一年分のお米を買う。本家だから人が集まるので四俵から五俵。ところがいつも買っている農家のお宅に行ったら、今年から田んぼはやめたと言われてしまった。最近は減反の一途で、米農家が次々と減っているのである。
とにかくお米は何としても確保しなくてはならない。次兄と途方に暮れていたら、三番目の兄が米農家を紹介してくれた。おかげで明日から新米が食べられることに!この一週間は姉の病気の他に、お米の心配も忙しかった(笑)。
私が小学校へ入学する頃まで、我が家もお米を作っていた。当時は養蚕がメインだったから、コンバインもなく家族総出で手植えの田植え。私は土手や畦道に座ってオモチャで遊んだり、お菓子を食べたりして過ごしていた記憶がある。
田んぼの管理はとにかく手間がかかる。血の汗流して、ではないけど、作る人の苦労を知れば知るほど、毎日食卓に並んでいるご飯が有り難く思えてくる。だから一粒たりとも残したくない。日本人の「いただきます!」や「ごちそうさまでした!」の言葉は、きっとお米を作っている人への感謝の思いなのだろう。
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