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言葉の重さ

 爽やかな風が心地よかった日。いつもより少しだけ早く目が覚めた。生理痛で(笑)。冷や汗をかきながら痛み止を飲んで、避難所に向かった。
 ここのところ仮設住宅の抽選が始まり、皆さんが大喜びしているのかと思いきや、あまり嬉しそうではなさそう。というのも、仮設住宅に入居が決まったら、場所によっては食料や生活用品の調達が出来なくなる不安があるそうである。そういう問題が起きるのはだいたい想像していた。着の身着のままで逃げたから、お金も何もないまま避難所暮らしに入った方々が数えきれないほどいらっしゃるのだ。車もない方もたくさんいるし、これから行政がどう動いてくれるのだろう。新聞によれば県庁は“原発で忙しい”のだそう。復興の準備まで考えられないのだそうだ。だから民間が動くしかない。またもや私は、支援してくださる企業を求めて電話しまくることになりそう(笑)。困り事を抱える被災者は一向に減りそうにない。

 で、皆さんこの頃口々に言うのは、他の地方から来てくれているボランティアの人たちから「福島の人は我慢強いね!」と言われるのが不快だという。
 私も実は震災が起きてからというもの、いろんな人たちから同じことをよく言われる。最初は東北人の辛抱強さからなる美徳のように誇りに思ったりしたが、さすがに頻繁に言われるとちょっとうんざりしてくる(苦笑)。
 私たちはけして我慢なんかしているつもりはないし、この状況にただ耐えて黙っているわけではない。それぞれが東電に対して憤りを感じているし、一刻も早く状況を変えたい。
 もちろん「福島の人は我慢強いね!」は悪気があっての言葉じゃないのは皆さんも重々承知している。だけど、三か月も言われ続けたらさすがに嫌になるよね。もう張りつめた心が折れてしまっているだろうし。頑張っている人に「頑張って!」と言うのと一緒だ。言葉って本当に難しい。
 先の見えない毎日だからこそ、不安もあるし、蓄積された疲れや深い悲しみでいっぱい。とにかく東電が一刻も早く問題を収束させ、この方々や多くの県民を安心させることを望む。





今日も拍手ありがとうございました
チャンには会えていないですが、電話で毎日話しています。彼の移住の話も相変わらず熱い!(笑)
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誕生日 11月8日
地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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