HERE TODAY DIARY Season2

　今日も肌寒かった。ちょっと風邪気味で頭が痛い。寒いのに薄着で出掛けてしまったせいだろう。
　震災から百日。今日は大きな余震が連発した。長く変な揺れ方で、震災前に起きた地震と似ていた。なんか地震酔いみたいで、ずっとクラクラしちゃっている。

　今日は美容院に行ってきた。襟足が癖毛なので伸びてくるとのだめみたいな寝癖がついてしまうのがいたたまれず、思いきって切ってもらった。
　美容師のせっちゃんと話すことと言えば、やはり震災と原発のこと。あの日、せっちゃんはどこで何をしていたのか尋ねたら、筑波大学の息子さんのところに行っていたという。帰りにご主人と大洗海岸を走り、大好物で名物の明太子を買おうと直売所へ寄ったところで地震に遭い、少しして港から「まもなく六メートルの津波が来るから逃げてください！」と叫ぶ声に慌てて、手にした明太子も買わずに車へ乗り込んだ。道路は逃げる車で渋滞し、なかなか前に進まない！ようやく大きな橋までたどり着いたところで津波が道路に被るようになっていたとか。
　運転するご主人とともに早く早く逃げなくちゃと焦りながらも道路はのろのろながらも海から遠くに抜け出すことに成功。高速道路に乗ろうとしたら通行止めで、カーナビも当てにならないなか方向を頼りに何とか福島県内へ。自宅に着いたのは深夜だったそうだ。
　家の前には娘さんが車のなかで避難していて「どこにいたの？」と問い詰められて大変だったと笑っていたが、帰ってから自宅のようすを見て愕然としたという。屋根瓦が落ち外壁や土台にヒビが入り、家のなかはぐちゃぐちゃ。美容室はガラスがすべて割れていて、長年使い込んだ機械も破壊されていたとか。
　せっちゃんも私と同じようにしばらくの間、片づけ地獄だったようだ。しかし、命からがら津波に遭いながらも飲み込まれず無事帰ってこられて良かった。
　ご主人はJRの職員で、翌日から昼夜を問わず徒歩で線路を調べたり片づけたり、線路や信号機などの整備をする激務だったそうだ。電車が再開されたのもつい最近だが、こうした職員さんのおかげなことも忘れちゃいけないと思った。
　しかしせっちゃんが無事で本当に良かった。我が家は家族ぐるみでお世話になっているから、いなくなったら困る。九死に一生とはまさにこのこと！





本日のBGM　ホンキー・トンキー・クレイジー/ＢＯΦＷＹ
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チャンが久しぶりにＢＯΦＷＹを聴いているというので、私も聴いてみた！懐かしいもう中学時代に戻っちゃう(笑)
あの頃、男子はＢＯΦＷＹの巾着袋にジャージや部活のユニホームを入れてたよね。定規を持って布袋の真似をしたりしてた男子もいましたな。
先日、避難所でドラムの高橋まことさんに会った。昔ＢＯΦＷＹ聴いてましたと言うと喜んでくれた。彼もふくすま人だった。