ここ数日のぽかぽか陽気で桜が一気に咲き始めた。我が家の桜も一本だけ開花した。
今日は早起きして出かける準備をしていたら、会社が休みの兄が私の車を洗ってくれていた。しかもワックスまでしてくれているではないか!こんな日は珍しい。明日雪が降るかもしれない(笑)。
仮設住宅を数カ所取材してきた。浜通りへ帰って行ったお宅や、移住を決めて出ていったお宅もまた増えて空いている部屋も少し増えている。
仮設住宅は劣化してきていて、壁が錆びていたり、床が腐って柔らかくなっていたり、様々な問題が出ている。
前にも書いたかもしれないが、仮設住宅は二年間ぐらいしか持たない作りなんだそうである。限界にきた仮設を行政があちこち補強したりしているが、それと同時に仮設住宅に住んでいる人たちは、ここから早く出て、自宅に帰られることや復興住宅の建設を早く作ることが急務である。相変わらず復興局は迅速でなく、親切でもない。被災者が今、何を必要としているかわかっていない。
遅々として復興が進まないのは、やはり政治が被災地に寄り添っていないからなのだ。あの狭い部屋でどれだけの人たちが強いストレスにさらされているか。恵まれている仮設住宅は、地域の人たちが支援してくれたりするけど、まったく孤立している仮設住宅は少なくない。ずっと部屋から出ずにいる人の健康状態も悪くなっている。その中には自殺している人や自殺を考えている人もいる。何とか早く新しい一歩へ前進しないといけない。
その他にも避難先で差別にあったり、地域に溶け込めず悩んでいる人もかなり多くいる。何とかして差し上げたいが、私は無力だ。
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