煙草を吸うために窓を開けたら、秋の虫の声がする。ひんやりした風が心地良い。今夜はお月さまが綺麗だ。友達からもらった(元気が出ろ!と叫んでから封をしたという)ワインを飲みながら、映画鑑賞してみた
昨夜観た作品は『恋愛睡眠のすすめ』(2006年)
父親が亡くなり心機一転して新しいスタートを切るために、メキシコから母親のいるパリに帰郷したステファン(ガエル・ガルシア・ベルナル)。母親から紹介された仕事は、望んでいたイラストレーターではなく、ただのカレンダー製版係だった。そんなある日、アパートの隣りにステファニー(シャルロット・ゲンズブール)が越してきて、気になる存在に。しかし、シャイなステファンは夢の中でしか思い通りに行動できず空回り。いつしか彼は夢と現実の区別がつかなくなるのだが…。
『エターナル・サンシャイン』の監督だけに、今回も期待をうらぎりませんでした。夢と現実がゴッチャになって、可愛らしいセロファンの水道や段ボールの部屋が出てきたりクレイアニメやコラージュとか美術も凝っていて、それはまるでリチャード・レスターのような世界。とってもポップで可愛いんです。ガエル・ガルシア・ベルナルも相変わらずキュートでたまらん!(笑)相手役にシャルロット・ゲンズブールとはまた意外でしたね。ファンタジーやおかしな世界に浸りたいとき観たい作品です。
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