日毎秋が深まり、夜空の星の美しいこと!空気が澄んでいて過ごしやすい。
お彼岸入りして、朝から兄姉たちが来ていた。みんなで賑やかに初物の里芋のイモ煮で昼食を取った。夕方になろうというとき義兄のお母さんがみえて、両親のお墓参りにいらした。私に「○○ちゃん(私)、梨食べな!」と大きな幸水をくれた。お母さんにとって、私は子どもみたいな存在に思っているらしく、ひとりぼっちで淋しくないだろうか、美味しいものを食べているだろうか等といつも気に掛けて心配しているらしい(笑)。彼女はどことなく亡き母にも似ているので、会うたびに抱きしめたくなる。
話は変わるが、数日前に訪ねてきた私より若い来客が「御免ください!」と玄関に立っていた。「御免ください」。この言葉、最近あまり聞かなくなってきたと思うのは私だけだろうか。
というか、私は他のお宅を訪ねるとき、「御免ください」と言うタイプなのである。するときまって「お若いのに、よく知ってるね」みたいなニュアンスで驚かれる。深く考えず当たり前のように使っていた言葉が死語になりつつあるのは淋しいことである。
ちょっと古い小説に出てくる何気ない言葉にも、近ごろたんと耳にしなくなったものがたくさんあって、何かのきっかけに使ってみようかと思っている。その多くは言葉のリズムがよく、季節や時間、人の心情や在るべき姿を表すものをさしていたりする。今思い付く使わなくなった日本語を挙げてみよう。
身仕度
出不精
時分どき
器量がいい
辛抱
冥利が悪い
剣呑
たかをくくる
いざこざ
じれったい
切羽詰まって
日明かし
こぼそがあって
問答
余儀ない事情
お目みに止まる
不埒を働く
しゃくにさわる
到来物
あわよくば
まだまだ泉のように溢れ出てきそうだが、そろそろお時間のようです(笑)。
※画像は外猫のたぬきちゃん
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