はぁ…って、ため息が出てしまいそう。先日は薬屋さんの訃報を聞いたばかりなのに、今日は父方の伯母が亡くなった。伯母は今朝お風呂で洗濯中に転倒したらしい。病院の検査により脳梗塞を起こしているのがわかり、同時に心不全にもなり帰らぬ人に…。
この伯母も波瀾万丈な人だった。子ども時代から(私の父など)下の弟妹の面倒をみていたので自分の青春はないまま結婚、そして戦争の時代へ。当時としては珍しい離婚をしたのち一人で息子を育てながら終戦を迎え、周囲の反対を押しきり外国人と同棲したが偏見や差別を受けながらも、その男性と50年ぐらい沿い遂げた。彼亡き後は息子とお嫁さんと孫娘三人とで賑やかに過ごした。
伯母は豪快な性格で、少々のことでは気にしないサッパリした人だった。お金にもケチケチすることなく、みんなを引き連れ食事をご馳走してくれたり、車で家まで送っただけなのにいっぱいおこづかいをくれたりもしたのである。そんな伯母が私は大好きだった。
末っ子の父をたいそう可愛がり、今でも親のように心配していたりした。そんな彼女もここ最近は忘れっぽくなり、同じ話を繰り返すようになっていたので、あのしっかりした頼れる伯母では無くなっていたようにみえたが、まさかこんなあっけなく亡くなるとは誰もが思いもしなかったはず。
一昨日も我が家に来たばかりだった。私は寝ていて会えなかったのが残念。伯母の優しい眼差しが今もはっきり目に浮かぶ。享年89歳。もっともっと長生きしてほしかった。悲しみに伏せる父がショックで倒れやしないか心配
明日からお手伝いで忙しくなりそう。伯母の冥福を祈ります。淋しすぎて、もう…
昨夜観た作品は『ロスト・サン』
ロンドンで私立探偵をしているロンバート(ダニエル・オトゥーイユ)は、ある貴族の家族から依頼で行方不明の息子を探してほしいと頼まれる。調査していると、ある闇社会が関係していることに気づく。
フィルムノアールというヤツですね。一時期こんな映画がやたら多かった気がします。富豪の娘役にナスターシャ・キンスキーも出ていました。何よりダニエル・オトゥーイユが英語喋ってるのがちょっと衝撃でしたね(笑)
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