HERE TODAY DIARY Season2

　チャンと久しぶりに会えた！たった二時間だったけれど(笑)。疲れてるのにどこ行く？って一生懸命考えていたけれど、会えれば私はどこでもいいって答えたら結局、あまり遠くに行けなかった。


『会おう』っていうと『会おう』っていう｡
『あなたは？』っていうと『君は？』っていう｡
『もう待てない』っていうと『俺も待てない』っていう｡
そうして､あとでさみしくなって､『好き』っていうと『大好き』っていう｡
こだまでしょうか､いいえ､だれでも｡

　チャンにそう言ったら爆笑していた(笑)。久しぶりによく笑ったし、幸せだったなあ

　今日も良い天気だった。この頃、疲れが激しくて寝起きがスッキリしない。余震が不安でなかなか熟睡できないからであろう。たまにはぐっすり眠りたい。

　昼過ぎに起きたら庭に二番目の姉・ハル姉が草むしりに来ていた。もう草が出てきたのだと春を感じつつ、寝坊してしまって反省した。

　行きつけのガソリンスタンドの洗車機が治る頃と思い、私はハル姉を残して外出。スタンドに着くと洗車機の前には行列が出来ていた。車を洗いたかったのは私だけではなかったんだ。
　洗車中にスタンドの店内に入り、たくさんの男の人たちに混じりコーヒーをすすっていたら、いろいろな場所の震災からの出来事を耳にした。
　私のとなりに座った男性は、昨日ようやく水道が出るようになり、約一ヵ月ぶりにお風呂に入った話をしていた。それまでどうしていたかというと、仕事先のお湯を借りて体を拭いて過ごしていたんだとか。彼は今まで二日や三日なら入浴は我慢できていたが、さすがに今回はひどかったと嘆く。若いはずなのに無精髭が老人のようであった。
　そのお隣に座った男性は、会津若松から中通りと浜通りの中間に引っ越してきた矢先に震災に遭い、古い借家が倒壊して住むところを探している最中だという。多額の借金でトラックの運転手をしていたが、燃料不足で一昨日までまったく働けなかったのだとか。ほぼホームレスに近い生活で、トラックのなかで生活しているという。
　それぞれがガソリンを手に入れて生活が動き出した喜びを熱く語っていた。浜通りも早くそうなっていけばいいのに…。
　私はほぼ普段通りに暮らせているから、浜通りの方々をおもうと本当に申し訳なく思い、また有りがたい気持ちでいる。こんなに生活に関して、感謝している毎日もないんじゃないかな。当たり前の日常がこれほど素晴らしく思えるなんて…。その分、私が出来ることはしよう、悔いのないように生きようと決めた。人生は一度きりだもんね！





拍手、いつもどうもありがとうございます
「頑張っぺ」「頑張っぺね」福島弁って可愛いでしょう(笑)
他に「さすけね」「さすけない」というのがあります。これは“差し支えない”“大丈夫だ！”とか“問題ない”という意味。今、お年寄りたちがお互いに言い合ってるようです








チャンに会いたい…
会いたい。会いたいのに会えない。
会えそうなのに会えない…