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冷静とパニックのあいだ

 今日はよく晴れていたのに、風が冷たかった。どこかでお花の匂いがする。やっぱり春なんだね。

 福島第一原発の事故がとうとうレベル7になった。とはいえ、我々福島県民はいたって冷静。浜通りの人たちも同じように落ち着いて見つめているはず。騒いでいるのはマスメディアとネットの世界だけ。
 ある女優さんのTwitterを毎日拝見しているのだが、今日のレベル7報道に半ばパニックになっておられた。「福島の人、どうして逃げないの?」と頻りに呟く。そこに「○○さん、落ち着いて!」と誰かのフォローが入り、何とか気持ちが治まったようだ。
 これは私のところに毎日戴くメールにもよく書かれてて返事に困っているのだが、福島県民に「なぜ逃げないの?」と言うことは簡単だけど、逃げたあとはどうするの?当分の間、遊んで暮らせるくらい裕福だったら長い旅行気分で行けるかもしれない。だけど、多くの人たちはそれほど自由ではない。不況の最中に雇ってくれている会社や、子どもの学校、先祖から代々守ってきた土地を簡単に捨てられるはずがない。もちろん放射性物質は怖いけれど、そう簡単に余所へ移住するなんて難しい。国が生活を保証してくれるわけでもないのだから。
 私はこんな風にパニックになって騒いでいるような人たちが、風評被害や差別を生んでいるように思えてならない。どうか深呼吸して冷静に見てもらいたいと思う。

 この運命に身を委ねて生きる。いつか福島がまた再生するときが必ず来る。みんなそう信じてるし、少々のことでは諦めないよ。ほとんどの福島人は驚くほど前向きだから、試しに聞いてみてほしい(笑)。だって原爆が投下された長崎や広島だって復興した。それはそこに住んでいる人たちが希望を捨てずに頑張った証。福島もいつかそんな日が来るはずなの。
 実は故郷をそんな世間に踊らされて、家族を引き連れて逃げた人がいた。二週間後、手持ちのお金が底をつき、今は何事もなかったかのように一家はまた元の生活をしている(笑)。そんなもんです。

 前にも書いたけれど、私は福島が好き。先のことなんてわからない。ただ一日一日を大切に生きると決めている。今、温かい食事と温かいベッドで眠れる幸福をとても感謝している。
 チャンと出掛けた帰り道、二人でそんなことが有りがたいねと何度も話した。自然いっぱいの美しい福島に育ててもらい、ここまで来れたこと。それぞれが別の家庭や学校で育った二人が、偶然出会えて今があること。とっても素晴らしい奇蹟。お互いなかなか一日中一緒にいることは出来ないけれど、短い時間のなかで大切に過ごしている。それは私たちの安らぎでもあるのかもしれない。やっと見つけた幸せに浸っていたっていいじゃない!(時々私は嬉しすぎてお馬鹿になっちゃうけどね)
頑張っぺ、ふくすま



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拍手ありがとうございます
本気で神様にお説教したいです(笑)。全然めんこくないです
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地 域 福島県
職 業 マスコミ・芸能
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