やっと賑やかなお正月が終わりを告げたようで、ようやく私も通常の生活へ戻れそうである。さすがに冷蔵庫が空っぽだ。買い物に行かなくちゃ!
昨日の『のだめカンタービレ(前編)』がちゃんと観られなかったので、今日の後編はじっくり観ようと張り切った。よく観るとのだめ(上野樹理)が綺麗になってて、千秋先輩(玉木宏)は激痩せして老け込んでいるではないか。月9の放送から一年しか経っていないのに、この変貌!玉木くんは大丈夫なのだろうかと心配しながら観ていたのだった。
裏番組は三島由紀夫の戯曲『鹿鳴館』をドラマ化したものが放送されてて、こっちは録画した。私は原作を三回ぐらい読み返したり舞台でも観たことがあるのだが、原作とは別物と解釈した。やはり劇団四季みたいにはいかなかった。脚本が鎌田敏夫先生なので、色々テレビ風に折半したと思われる。
キャストは若手以外は文句なし。しかし、美術さんは相当頑張っていた(笑)あの鹿鳴館を再現するなんて。耽美で本当に素晴らしかった!演奏家たちのシーンが折角出てきたのに、大ホールで録音したのを流したのがバレバレで安っぽくなっていたのはいただけなかったかもしれないけど
でもまあ、こういう明治時代や大正ロマンな感じのドラマは今の時代に求められているから、どんどん制作するべきだと思う。我々は日本人がいちばん美しかった時代をもっと知るべきなのだ。心底そう感じる。
昨夜観た作品は『キャスティング・ディレクター』
キャスティング・ディレクターのエディ(ショーン・ペン)は恋人のダーレーン(ロビン・ライト・ペン)が、同僚で親友のミッキー(ケビン・スペイシー)と寝たことで苛々している。かと言ってミッキーとの縁を切ることも出来ないでいた。そこへ家出してきたという少女ドナ(アンナ・バキン)が現れ、エディとミッキーはドナと関係を持ってしまうのだが…。
元々は舞台の作品とあって、密室ドラマです。ただひたすら男たちがドラッグを吸いながら女々しく喋りまくります。そこにメグ・ライアンも加わるのですが、彼女はこういう芝居が合わなくて、うまく演技が発揮出来てませんでした。ケビン・スペイシーは間の取り方とかうまいのですが、他は何と無くしっくり来ないんです。ヨーロッパ映画ではこんな作品も違和感なしなのに、ハリウッドでは難しい…みたいですね
(苦笑)
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