最近、また寝起きが悪くなった。何なんだろう、あの絶望的な悲しさは!(笑)下に降りて両親が仲良く大相撲観ているのを確認すると、やっと安心して気持ちが落ち着く。
父が危篤のとき、私の命はどうでもいいから私の命に変えて父を助けてくださいと本気で祈ったが、私も父も何とか生きている事に感謝している。時々、その事を忘れてしまい後悔する。
自分だけじゃなく実は誰しもが孤独だと気づくまで30年かかったけれど、言葉に出来ない心の空白やこの満たされない苦しみは死ぬまで続くのだろうか。また誰かを愛してみたいと渇望しながらも、その想いはなかなか叶わないでいる。
昨夜観た作品は『ゆれる』
写真家の猛(オダギリジョー)は、母親の一周忌で帰郷した。父親(伊武雅刀)とはソリが合わないが、兄の稔(香川照之)は温かく迎えてくれた。翌日、猛は稔と幼馴染みの智恵子(真木よう子)とともに渓谷へ。猛は吊り橋ではしゃぐ二人の写真を撮っていたが、智恵子は吊り橋から転落してしまい、稔は黙って下を見つめていた。
前半、非常に退屈な作品だなと思いました。台詞をボソボソ言っていて、お腹から声を出しなさいと少し苛々しました(苦笑)が、後半から香川照之が物凄くいい演技で釘付けに!最近の日本映画にはなかった心理や葛藤が丁寧に描かれていましたね。日本的な寡黙の姿を描くのはとても難しいんですよね。
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