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京香

勢いよく扉が開いた。

自身の体格の良さと腕力の強さを分かっているファルコーは、それでもそっと扉を引いた積もりだったのだろうけれど、私の目には両開きの扉から何らかの金具が飛んで行ったのが見えていた。

間違いない。怪力だ。

ファルコーはその場に仁王立ちした。ひくりと痙攣した目元がしっかりと彼の怒りを表している。普段は大きな声で話すので、「おい」と呼び掛けた小さな声は、却ってファルコーの怒りのボルテージを高く見せる。

「駄目だ」

突然侵入したファルコーを一瞥してユーゴは冷ややかに言った。

「作り直せ」
「いや駄目だ」

ファルコーの地を這うような重低音が私のお腹に響く。

ユーゴはそれをものともせずに「駄目だ」と繰り返して却下する。彼の顔には笑みさえ浮かんでいるのだから空恐ろしい。

「ゼオの設計だ。何が不満なのか私には分からないね」
「あんな設計を許すと思うか」
「『あんな設計』?」
「古臭い。建てる意味がない」
「ゼオの設計は構造的に完璧で、工事する私にとっても利用者にとっても安全にできている」
「それじゃあ意味がねえ!」

ファルコーは怒鳴り付けるのと同時にユーゴを睨み据えた。その眼光は乱反射して私まで届いた。

ゼオはウォルターの友人だ。ファルコーが出資して開発した土地に新しい建物を造るのに、ウォルターの友人であるゼオが設計を請け負ったので、私が今この場所に居る。ユーゴは実際の工事施工主で、ウォルターは建物とそのテナント計画を立てている。

ユーゴは言わば現場の人間だ。

ファルコーは深呼吸した。この部屋一体の空気が吸い込まれたと錯覚するような深呼吸だった。

「美しくなければ意味がない。新しいだけで醜い街にするつもりなのかい?」

ユーゴはにこやかに言った。

ファルコーは来た時より大きな音を立てて部屋を出て行った。

京香/智仁を束縛するもの

ドアを叩くと柔らかい木の音がした。

「お帰りなさい」

お兄ちゃんの声は優しくて、丸っきり昔の通りで、変声期の後からずっと変わらないそれに私はとても安心した。とても言葉では表しきれないくらい、心の底から穏やかなもので満たされた。

「あのさ、仕事はずっと続けてたから。お兄ちゃんはどう?」

智仁はコーヒーを入れて京香に差し出した。

「仕事より、お前の心配をしていたよ」

智仁はにっこりと微笑んだ。その表情は身に覚えのあるものだ。あの頃と同じ、“向こう側”にいた頃と同じものだった。

「ごめん、ありがとう。私は大丈夫。でも帰りが遅いのも外泊も控えようかなって思ってるから。心配掛けてごめん」

望まないものもあったし、彼らとの時間が私たちにとって良いものとは思えなかった。智仁と居ることの方がずっと大切だ。

「俺と居るとストレス溜まる?」
「え?」
「息抜きなら、した方が良いよ」

智仁は私の頭を優しく撫でた。

「お兄ちゃんこそ」

私に束縛されて欲しくない。私と居るよりも素晴らしい人生を送って欲しい。私が智仁に縋ったら彼は必ずそれに応えて強く抱き寄せてくれるに違いない。私はそれが不安だ。

自由でいてね。

いつでも私を捨ててね。

私が笑うと智仁も笑った。


【智仁を束縛するもの】

テオ

身体を売る彼らと自分は違う。

本当にそうだろうか?

彼らとの間に何か違いがあっただろうか?

目が覚めると手足が自由になっていた。頭が痛いのは昨日の無理な行為で寝不足だからだ。思い出すのは霞む視界の中で常に愉快そうに笑っていた顔。

こんな酷い頭痛は久しぶりだ。

ベッドを抜け出そうと身体を起こしたら客を起こしてしまったらしい。客は眉根を顰めて清潔で艶のある髪を撫で付けた。長くてごつごつした指はティムのそれによく似ている。金持ちには相応しくないその手が、俺は好きだと思った。

地獄を見せた手。

天国へ送った手。

「またお前を指名したい」

その低くて威厳のある声よりも、俺には彼の手の方がずっと魅力的だ。

生きる苦しみを知っている手。

生きる苦しみを乗り越えて来た手。

「アスって、いつもああいうプレイしてんの?」

俺は客から離れてベッドの縁に腰を掛けた。逞しい胸筋や上腕に捕まらないように。

「俺はセックスの最中のことは余り憶えていないんだ。特に昨日みたいな日は」

あ、そうなの。

でも確かに、ちょっと人が違うような感じではあったかもしれない。

「アスにとってはあれもセックスなんだ。殺されんのかと思ったよ、俺は」

笑ってそう言うと、向こうは冷めた目で俺を見返した。

昨日の行為は酷かった。冷たい水を張った浴槽に乱暴に沈められたり、深く呼吸をしようと喘ぐ口を冷酷に塞がれたり、従順に客を求める首を嗤いながら絞め上げられたり。失神から醒めた時に見えた客の穏やかな微笑みに、俺は死ぬことさえ覚悟した。

客には記憶がないのか。

納得だ。

客は少しも笑わないで金を差し出した。マージンを引いてもかなりの儲けだ。普通これだけもらえれば上得意になるけど、あの行為を考えると易々と受け取る訳にもいかない。

全く笑わない客。

常に嗤っていた客。

夜が明けた今になってしまえば、彼らが一人の人間だったかどうか、俺には確信がない。

「殺そうとは思っていない積もりだが、嫌なら断って構わない」

確信したこともある。この客とは何度もヤらない方が良いということだ。

死ぬと思った。死んだかと思った。

最悪の行為の後、全てが終わった後、客は俺を優しく抱いた。ごつごつした手で愛撫して静かに笑って愛の言葉を囁いて紳士的に穏健に俺のことを扱った。それは丸で俺のことを愛していて、何よりも大切に想っているかのような錯覚を覚えさせた。

どん底を這う俺を掬い上げた。

無感情な客と、愛情深い客。その不安定な波に揺られたらきっと破滅してしまう。

客は黙ったままの俺に答えを催促することもなく立ち上がると寝室を出て行った。その背中はやはり昨晩の客とは別人のように感じられる。

「ねえ」
「なんだ」

客はゆっくり振り返った。

価値ある刀剣のように鋭利で堂々とした瞳は闇の中で鈍く厳かに光る。

「指名して」
「断って構わないと言ったのに」
「殺さないなら、いいよ」
「それは勿論その積もりだが。記憶がないんだ、保証はできない」
「俺はダメだった?」

客は俺のことをじっと見た。俺は昨晩のことを思い出して緊張したけれど、客の方はただ無感情に数回瞼を上下させただけだ。

その心が全く分からない。

向こうも俺のことは全く理解できないようだけれど。

「言っただろう。余り憶えていない」

あ、そう。

ちょっと傷付くなあ、ソレ。

でも俺はなぜか笑っていた。異常な性癖を持つ男が、しかし平生は生真面目で真っ当な大人だと分かったからだ。

「そうだったね。ごめん」

客は怪訝な顔で扉に手を掛けた。

俺はやはりその手が好きだと思った。この酷い頭痛を忘れさせるくらいその手にまた愛されたいと思った。

京香/混濁した瞳にさようなら

ミクは私の腕を掴んだ。心許ない細やかなその手を繊細で守ってあげたいとは思ったけど、それで彼の愛を確信することはなかった。

「僕じゃ駄目?」
「駄目とか、そういうことじゃないと思う」

ミクの目が、濁ったそれが私を見た。

「僕は君を愛してる」

その混濁は闇を抱えて渦巻いている。暗くて深い闇の底で、ミクは助けを求めて叫んでいる。

『愛してる』

和山さんの母親も、そう言った。

「私は愛してない」
「……京香、」

愛することは、そんなにいとも簡単に口を突いて出てくるのだろうか。他人を愛することはきっともっと息苦しいものだ。そのままではどちらかが死に至るような絶望的なものだ。

あの家ではそうだった。

苦しい。

息ができない。

「私はミクの家族じゃないもの。私はミクを愛してないし、ミクだっていつか私を捨てるのよ」

和山さん、そうだよね。

ミクはどろどろに澱んだ緑色の瞳を瞬いた。ぽろぽろと零れ落ちたのは、彼の感情の欠片のようだった。その欠片を拾い集めて彼の傷を癒すのは私ではない。

「君を愛してるよ」

涙はそんなに綺麗なのに、どうして瞳が濁っているのだろうか。

ミクは私から手を離して壁に寄り掛かるように座り込んだ。その身体はとても小さく見える。可哀相に思えた。

「ありがとう。でも今度はこの瞳じゃないところも愛してね」

扉から外へ出ると、ミクの嗚咽が廊下まで聞こえてきた。


【混濁した瞳にさようなら】
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徒花に実は生らぬ

私はレポートの中で気になるところを指差した。論理に飛躍があるからもう少し慎重に展開した方が良いと思ったのだ。

矢野はレポートをじっと見た。

「波多野さんってエステ行ったりしてるの?」

はい?

「いや、行かないけど」

矢野は私の手を見下ろしてしみじみと言った。なんだか気まずくて私は手を引っ込めた。

「波多野さんって、綺麗ですよね」

どうしたんだ、この男は。

「何言ってんの」
「手も女みたいじゃないですか」

確かに私は綺麗に思われたくて爪を磨いたりハンドクリームを使ったりしている。それは私がゲイだからなのかただの性向なのかは分からないけれど。

「変だと思う?」

私は威嚇するように矢野を見た。声音にも刺があったかもしれない。

矢野は多少は怯んだのか言葉を詰まらせた。

「僕はただ、そう思ったから言っただけで」

思ったらなんでも口にするの?

矢野は苦笑いした。

「すみません。褒めたかっただけなんですけど……」

それは残念。

私は他人に容姿を褒められるのが嫌いだ。綺麗とか美しいものは永遠ではない。その褒め言葉がいつか失われると知っているならば、そんな上辺を滑るその場限りの言葉など欲しくはない。

私だって褒め言葉をそのまま喜べない自分が嫌いだ。

でも仕方ない。

「怒った訳じゃないよ。口説かれたのかと思ってびっくりしただけです」

大体、綺麗なものは役立たずが多い。

綺麗なだけの食器、綺麗なだけの奥さん、綺麗なだけの助手、綺麗なだけの車、綺麗なだけの花。

矢野は、ははは、と笑った。

「それで怒ったんですか」

いいや、違う。怒ってないと言っただろう。

私は“綺麗な”ものにはなりたくない。“醜くない”ものでありたい。そうでなければいつか捨てられてしまう。

役立たずにはなりたくない。

徒花にはなりたくない。



曰く、“徒花に実は生らぬ”。
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アメフトヲタと一般人の区別の仕方

1 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/23(月) 19:58:15 ID:AKpEeTbp : AAS

「プロボウラーといえば?」
一般人「ボウリング?」
アメフトヲタ「フィツジェラルドMVPオメ」



4 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/24(火) 19:51:11 ID:0oZU1MlW : AAS

ジャイアンツ 普通人読売 俺らニューョーク



6 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/24(火) 19:57:38 ID:0oZU1MlW : AAS

スーパーボウル 普通人玩具 俺ら年に一度のビックイベント



7 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/24(火) 20:02:14 ID:0oZU1MlW : AAS

ビッグベン 普通人イギリスの時計塔 俺らベンロスリスバーガー



11 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 08:17:13 ID:MBJP5O8M : AAS

お前らもっと基本的なこと忘れてんぞ(笑)

フットボール
普通人サッカー
俺らアメフト



12 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 10:27:07 ID:0YQu8VVU : AAS

>>11
それはあまりにもフツウ過ぎる。書き込むのもどうかと。



13 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 12:55:36 ID:w1Bki6Mp : AAS

OLの集まり
普通人…華やか
俺ら…むさ苦し



14 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 13:56:47 ID:0YQu8VVU : AAS

>>13
ざ、座布団5まいっ!



22 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 21:06:21 ID:LXaYXNeQ : AAS

ランボー 普通人映画 俺らランボーフィールド



25 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 21:21:00 ID:ArFSD4ai : AAS

小熊
普通の人 朝のお天気の人
おれら 小ぶりなおっぱいの人



27 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 21:28:10 ID:LXaYXNeQ : AAS

ゴア対ブッシュ 普通人アメリカの選挙 俺らサンフランシスコ49ナーズ対ニューオーリンズセインツ



32 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 22:33:29 ID:LXaYXNeQ : AAS

S 普通人サド 俺らセーフティー



34 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 22:41:45 ID:80a67WJs : AAS

ダメ虎
普通人 阪神
俺ら ベンガルズ



39 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/25(水) 23:21:54 ID:SLn1npfu : AAS
ID:LXaYXNeQ

とりあえずストレートなのは面白くもなんともないから
ひねったやつとか笑えるやつにしてくれんか

ショットガン攻撃なのにパス一発もとおせてないぞ



40 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 00:09:49 ID:34W0ZqqH : AAS

最初のうちはなかなか面白かったんだけれどな。
量より質で頼むよ。



41 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 00:15:12 ID:jWgBPHp4 : AAS

おいら敵には
OLのやつと小熊のおっぱいがよかったけど
それ以降はワロスマンのパス並だ



44 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 13:19:06 ID:nOv2RBv+ : AAS

QB
一般 床屋
ヲタ クォーターバック



45 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 13:20:58 ID:nOv2RBv+ : AAS

シアトル
一般 イチロー
ヲタ シーホークス



46 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 13:22:37 ID:nOv2RBv+ : AAS

ジュース
一般 飲み物
ヲタ OJ



47 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 13:25:19 ID:nOv2RBv+ : AAS

浜田松本
一般 ダウンタウン
ヲタ 解説



48 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 13:38:04 ID:y7nnmT8x : AAS

今の四連発オイラ判断だと
パス成功 8ヤード
パス失敗
パス失敗
パス成功 20ヤード



49 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 14:29:41 ID:nOv2RBv+ : AAS

ありがとうございました、パスの精度を磨いて出直します。



50 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 14:41:28 ID:y7nnmT8x : AAS

たたおいらの目は
マットミレン並みだから当てにならぬぞ



51 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 14:46:56 ID:LXIZ+NdE : AAS

アイシールド21
一般人 虚構
俺たち 現実



52 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/26(木) 14:56:46 ID:LXIZ+NdE : AAS

昨シーズンのライオンズ
一般 圧倒的
我々 圧倒的



57 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/27(金) 20:53:04 ID:yNQ8kd2u : AAS

>>52
これはちょっと笑った



59 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/28(土) 14:30:27 ID:qWh+w/W+ : AAS

ギャンブル
一般人 ほどほどに
ヲタ 行くっきゃない!



117 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 21:08:27 ID:uFvqdiMb : AAS

>>59だけだな ここ数日でうまいと思ったのは



118 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 21:09:35 ID:uFvqdiMb : AAS

ミスった
>>105がうまいだった。>>59は全く面白くない



105 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 18:45:04 ID:7HqJFDMb : AAS

○の中に正しい文字をいれなさい
「パ○ラッシュ」
一般 ト
ヲタ ス



60 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/28(土) 14:44:24 ID:qWh+w/W+ : AAS

時間がない、時計を止めろ
一般人 時限爆弾
ヲタ スパイク



68 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/28(土) 15:11:27 ID:qWh+w/W+ : AAS

チャレンジ
一般人 前向き
ヲタ 嫌がらせ



70 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/28(土) 15:16:48 ID:qWh+w/W+ : AAS

D#
一般人 ニ長調
ヲタ 守備



76 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/02/28(土) 15:33:45 ID:CR/phZkl : AAS

OLの着替えシーン
一般人(男) ハァハァ
アメフト関係者 ヲエ
一部の男性 ハァハァ



86 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 06:26:48 ID:Dbg1oCy4 : AAS

>>75おみごとっ!

>>76凄すぎる!

貴方様が>>15作者?だとしたら恐れ入りました!!



87 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 06:43:09 ID:uFvqdiMb : AAS

なにがすごすぎるだ。
OLネタ何回目だよ



88 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 07:25:35 ID:MpUXhIvh : AAS

>>76
いやいやホモネタと絡めて見事に進化している・・うーん。なかなかだ。



89 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 07:33:35 ID:Dbg1oCy4 : AAS

じつにみごとな三段論法だ・・・



96 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 13:55:00 ID:WJTlCm5z : AAS

輿亮
一般人 どっかの中国人?
ヲタ 神



99 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/01(日) 15:53:24 ID:wTs5BW7g : AAS

ドラフト
一般人 1位
ヲタ 1順目



158 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/04(水) 21:58:02 ID:skopnIeD : AAS

チャッキー
一般:チャイルド・プレイ
俺ら:ジョン・グルーデン



159 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/05(木) 04:51:32 ID:PF2Eh5GB : AAS

>>158 ふむふむ



157 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/04(水) 21:29:53 ID:skopnIeD : AAS

バスト
一般人:滝沢乃南、原幹恵、西田麻衣、etc
俺ら:ジェフ・ジョージ、ライアン・リーフ、etc



160 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/05(木) 04:52:07 ID:PF2Eh5GB : AAS

>>157
ふむふむふむふむふむふむふむふむふむふむ



192 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/11(水) 11:12:41 ID:asSJ9XuK : AAS

ジョージ・ブッシュ
一般:9・11&チンパンジー
ヲタ:湾岸戦争&Super Bowl XXV



193 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/11(水) 21:52:16 ID:7mohxBls : AAS

てききち
一般人 敵基地
俺ら 適当に置いてキッチリ測る



196 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/12(木) 00:19:18 ID:w+lvAkc6 : AAS

【人】
一般;ひと
俺ら;セーフティー



197 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/12(木) 17:55:33 ID:q+ptCe/Q : AAS

>>196
う、、うまい!



205 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/16(月) 00:37:33 ID:qqGGLuwJ : AAS

>>196-197
吹いたvvたしかに上手い。



201 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/13(金) 21:02:19 ID:9rEsKEtd : AAS

フラッグ
一般人 立てるもの
ヲタ 投げるもの



204 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/15(日) 18:05:36 ID:ROah9bEx : AAS

【でぶ】
一般人:臭い キモい
ヲタ:強い 臭い キモい



207 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/17(火) 10:06:40 ID:wgLbRynY : AAS

オフサイド
一般人:フリーキック
俺ら:5ヤード罰退



217 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/21(土) 04:52:15 ID:8BXDOOqR : AAS

終盤で6点差
野球ファン・・・オワタ
俺ら・・・・・・・・勝負はここからだ!



218 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/21(土) 23:05:12 ID:g7EPHmoM : AAS

スパイク
一般人 靴
俺ら 早くしろ!



219 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/22(日) 11:07:17 ID:lDcJfmjp : AAS

アメフト部室
一般人:汗臭そう
ヲタ:汗臭い



235 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/01(金) 15:23:32 ID:9x/BLfPA : AAS

アメフトヲタってどこにいるんだろうな?
会った事がない。



236 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/03(日) 13:06:41 ID:ASdQS5ZY : AAS

やすい食堂で大盛りの飯おかわりしてる知障ぎみの男がいたら怪しい



243 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/07(木) 23:56:21 ID:PJcMYvGs : AAS

>>236
あぁ…。
俺らのことじゃん…。



195 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/03/11(水) 22:07:01 ID:z+WIEgw0 : AAS

つと
一般人…納豆とかが入っている藁で編んだ入れ物だっけ?
実況スレ住人…フォルススタート



246 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/09(土) 12:42:16 ID:VGnKKOlC : AAS

//
一般人 ホームページアドレス
ヲタ インテンショナルグラウンディング



247 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/09(土) 12:56:07 ID:scg0asGE : AAS


一般人 ささえあって何たらかんたら
ヲタ セーフティ



248 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/09(土) 17:54:07 ID:caWVo59x : AAS

< >
一般人 かっこ
俺ら オフサイド



249 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/10(日) 09:51:01 ID:BO+RI0cd : AAS

Ξ
一般人 ギリシャ文字
ヲタ ハッシュマーク



259 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/05/26(火) 03:04:14 ID:v/IgTHmX : AAS

優勝
一般人 ビールかけ
F1オタ シャンパンかけ
俺ら ゲータレードかけ



260 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/06/09(火) 20:53:27 ID:0lF7k8R5 : AAS

空白を埋めなさい
1Q( )

一般人 84
ヲタ(NFL)15分!
ヲタ(国内)普通は12分だよな。



265 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/09/02(水) 19:45:57 ID:InPvGOhV : AAS

>>260
うつ病:(親の死など)明確な原因があるもの
うつ状態:正当な理由もやむをえない事情もなく「ひとりでに」起こるもの

なので、「うつ病は甘え」は正確に言うと「うつ状態は甘え」という事になる。
後者の人たちの薬自慢や鬱アピールがキツいので2ちゃんだとほんとうに苦しんでいる人まで甘え扱いされているけど、
前者の人は厚生労働省も認めるれっきとした病気。
薬をキッチリ飲んで休養(後者の人が鬱を口実にサボっているのは単なる怠けだがほんとうにうつ病の人はこれが中々できない)を取れば必ず治る。



266 : 名無しさん@お腹いっぱい。 : 2009/09/13(日) 23:44:00 ID:yXYDxisp : AAS

どんな誤爆だw

徒の悋気

真壁はいつも余裕そうに笑う。

クソ、ムカつく。

蹴飛ばしたサッカーボールは龍崎を遥か越えて行った。舌打ちの音がこちらまで聞こえてきそうな顔で俺を一瞥してから、龍崎はボールを拾いに行った。

「たかちゃん、苛立ってるねえ」
「ハ、別に」
「八つ当たりはいけません」
「してねぇよ!」

その場から離れると神城は俺の後を付いて来た。

「まゆちゃん、真壁君と付き合うんだってね。たかちゃんでも女に捨てられることあるんだ。驚いちゃったよ」
「うるせぇ!」

大体な、『別れる』って言ったのは俺の方だ。

神城を睨むと、全て見透かしたような慈悲深い笑みを返された。

中学の時にこいつが女の先輩に『ニコ』と呼ばれていたのを思い出した。いつもニコニコ笑うその顔がイイのでそのままあだ名になったと聞いたことがある。あの頃は背も低くてひ弱な感じだったから、それがウケたらしい。

「何、本当に嫉妬してんの?」

嫉妬?

してるに決まってるだろ!

『好きだ』って言って優しく抱いて遣ったら、突き飛ばされたんだぞ!?

とは言えない俺は、神城をローキックした。もちろん加減はしたけれど、体格のいいこいつには必要なかったかもしれない。

「てめぇこそ、いつまでも“奴隷”に構ってたら女に逃げられるんじゃねぇの?」

神城は笑った。

人を惑わせる妖艶な微笑。

「そのことも含めて、僕がいいって言ってくれる人が居たから」

クソっ垂れ!



曰く、“徒の悋気”。
続きを読む

遊ぶ糸

たらりと一筋の汗が矢島の腕を伝った。それはあっという間に畳に吸い込まれた。

「今日ずっとダラダラしてたの?」
「うん」
「勉強しなくていいの?」
「ダラダラして、分かることもあるさ」

矢島は溜め息を吐くようにそんなことを言う。わんわん響く蝉の鳴き声に紛れてしまう掠れて憔悴した声音だった。

夏の暑い時、気温でだいたい27℃を超えると矢島の脳みそはショートしてしまう。彼の故障はNHKの気象情報で中継される熊谷張りに夏の風物詩と言える。それは今となっては慣れたものだけれど、始めの頃はとても戸惑った。

矢島はずっとこうして来たのだろう。

「そう。分かることって、宇宙の真理かなんか?」
「君は私を誤解していないか」

矢島はきっと私を見据えた。

「誤解ね、誤解。それこそ誤解だと思うよ」
「私は真面目に言っているんだ」
「分かってるよ」
「いいや、誤解している」

誤解って言ったって。

「じゃあ何?」

私は何も矢島の哲学を嘘だと思っている訳ではなくて、それは私が矢島に恋しているからでもなくて、むしろ私は彼の考え方やユーモアを尊敬しているくらいだ。

しかし私が彼の言動に突っ掛かるのには理由がある。彼のことが好きだからだ。

私は矢島が好き。

矢島の迷惑そうな時の声の調子や、かちんと来た時の呼吸の感じが、それでも飽くまで上品さを失わないところが、彼にとっては不幸なことに、私の壺を刺激する。

誤解なんて無い。

矢島はぱっと目を開くと私を横目に見た。その額をつうっと汗が流れたけれど、それは何故か涼しげに思えた。

「目が覚めた時に君が居た」

はい?

「どういう意味ですか」

矢島はずるりと起き上がった。開け放たれた窓から熱風が吹き込んでカーテンを揺らし、ホラー映画のワンシーンみたいだった。

「君が笑ったのを久しぶりに見た」
「あの、ごめん。言ってることがよく分からないんですけど」

矢島はずるりとまた近付いて来た。それに合わせて私の方は後退る。背中を汗が伝った。冷汗と言うものかもしれない。

「電話で話してただろう」

いつの間にか矢島の手の中には私のスマートフォンがあった。

「ああ、うん。ごめんね、あの時、起こしちゃって」

矢島は恨めしげに私を睨んだ。

怖い。

意味が分からないけれど怖い。

意味が分からないから余計に怖い。

「案外、簡単に笑うんだな」
「尻軽な女みたいに言わないでよ。私だって笑うわよ、人間なんだから」
「いいや、君はほとんど笑わない」
「そんなことない」
「いいや、そうだ。君が笑うのを見たのは本当に久しぶりだった」

何よ、この不毛な言い争いは。

「分かった。そうかもね」

私がおざなりに言うと、矢島は品のある所作で私のスマートフォンを畳の上に置いた。

「私は君の笑顔が好きだ」
「はい?」
「誰だか知らないが、君の通話相手に嫉妬した」

それって。

「どうしたの。大丈夫?」

矢島の頭のネジが、緩むに留まらず外れてどこかへ行ってしまったに違いない。

「そのことに気付いて、分かったのさ。私は君が好きだ」

矢島は元居た場所に戻るとまた寝転がった。

私の中にゆらゆらと何かが立ち上った。喜びとか気恥ずかしさみたいな感情が恋心と一緒に踊っていた。

なんだろう、これは。

なんだろう、あれは。

夢?

妄想?

矢島の心は私に幻を見せたのだろうか。

全く不明瞭で不確かなもの。

それは丸で真夏の陽炎。



曰く、“遊ぶ糸”。
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モンハン学園/紙一重

事務長は入局申請書を摘んだ。無骨で大きな手はそのままその一重の紙を破り捨てるのではないかと思った。

「事務長がダメだって言うなら、やっぱ…」
「なんでだ」
「だって、俺は組の人間っすから」
「ふざけんじゃねえぞ」
「えっ」
「てめぇ、こんな紙切れ一枚で組への忠義をなくすのか」
「まさか!」

そんなことは有り得ない。

死んだって有り得ない。

「じゃあ、いいじゃねえか」

事務長はにやりと笑って入局申請書を差し出した。赤い瞳は俺の心を射る。初めて事務長に会った時のように、圧倒的な威力で俺の迷いを吹き飛ばす。

俺はそれを受け取った。

この薄っぺらな紙に、相当の覚悟を託して。


【紙一重】

標語

【安全衛生標語入賞作品一覧】

昭和45年 飛ばす スピ−ド 飛ぶいのち

昭和49年 聞き流す 注意事項に 事故が待つ

平成5年 ま、いいか!  こんな時こそ 要注意



昭和の標語ってえぐいな。

モンハン学園/狭き門

ジンに連れられて教室に入った。

「汚いだろ。そこ適当に座って」

指差されたソファを見ると、たくさんの紙の束やファイルが重ねて積み上げられていて酷く乱雑だった。ソファだけではない。そこら中に物が散らかっていて、足の踏み場も少ない。奥の方にある机では、今にも崩れそうな本や雑誌の谷間に俯せて寝ている人間が見える。

汚いというより、狭い。

俺はソファのファイルをいくつか移動させて漸く座った。

「あっ」

近くにあった紙が崩れたのを見送ると、何かの申請書を踏んでいたことに気付いた。それを足で遠ざけたら足跡が付いていた。

不可抗力だ。

うん、仕方ねーだろ。

「起きろよ。もう授業終わってる」
「んー」
「おい、起きろ」
「んー?」

寝てた奴は流れるようにジンを平手打ちしようとしたが、慣れているのかあっさり防がれていた。ジンは捕えた手首を掴んだままにこにこしている。

「追い出すよ?」

なぜか俺の背筋がぞくりと冷えた。

ジンの黄金の髪がさらさらと揺れると、それが輝かしければ輝かしいほど俺にとっては恐ろしい。あの大きな手がいつでも俺を嬲れるのだと嘲る気がする。

「あ。先輩」
「よお、目は覚めたか?」
「はい。こんなイイ男に起こしてもらえるなんて、幸せですね」

ジンは微笑むとぱっと俺を見た。釣られて寝ていた奴も俺を見る。

「これ、ランゴスタ。向こうはケルビ」
「こんにちは!」
「どーも」
「ケルビって新入生?」
「そんな感じ」

たぶん同じようなもんだろ。

「綺麗……」

ランゴスタは恍惚として呟いた。その吐息は俺の耳元をくすぐって通り抜けた。

「ちょっかい出すなよ。今日は庶務局の見学してもらう積もりで呼んだんだから」
「あ、そうなんですか。ケルビ、庶務局に入るの?」

ハ?

「なンだソレ」

ジンは眉尻を下げて「ごめんね」と言った。そのエゴイズムは、しかしながら腹立たしいとまでは思えない。

「君はナルガにしか興味ないようだから、はっきり言えば断っただろ」
「言われてないことを色々言われても分かんねえ」
「庶務局に入らない?」
「ショムキョクってなんだよ」

ジンは俺の隣に腰を下ろした。その拍子にまた紙の山が崩れたけれど、気に留めたのはランゴスタだけだった。遠くに居るランゴスタだけが「あっ」と声を漏らした。

「悪いことはない。何かあれば俺がなんとかする。だから、庶務局に入って欲しい」
「だからショムキョクってなんだっつってんだろうが」
「雑用だよ、この学園の」
「ハァ?」
「この通り部室は狭いし汚いけど、やることは大したことじゃない。ケルビに何かしろって言う積もりはねえから、なあ」
「ここが汚いのはてめぇの所為だろ」
「君と一緒に居る居場所が欲しいんだよ」

意味分かんねー。

なんて答えりゃいいんだよ。

ジンは黙っている俺と向き合うと肩を掴んできた。爪が肌に食い込んで痛いし、握力が相当強いのか身動きを完全に封じられてしまった。そうでなくても、間近にあるジンの鬼気迫るその表情だけで、俺の身体が竦むには十分だった。

「わかった。わかったから、放せよ」

もう、なんでもいい。

「え、」
「入るよ。何もしなくていいんだろ?」

ジンは余計に握力を強めた。

「いい。居てくれるだけで、いい」
「わかったから、放せ!」
「ごめん」

いたたたた。

痣になってんじゃねえの?

「じゃあ、そういうことで」

俺が立ち上がって帰ろうとしたら目の前にランゴスタが立ち塞がった。ランゴスタが耳元で「ちょっと待って」と言った途端、俺の身体は痺れたように動かなくなった。

ランゴスタは床に散らばる紙の中から一枚を拾い上げて俺に差し出した。

「これ、書いて」
「ハ?」
「入局申請書」

シャープな顔立ちをそのままに「必ずだよ」と言うランゴスタの声は、やはり俺の脳髄をぐずぐずにさせる。

俺の手に渡った『入局申請書』には俺の足跡が付いていた。


【狭き門】
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