HERE TODAY DIARY Season2

　気がつけば東日本大震災から五百日が過ぎていた。あの日から世の中も生活も変わってしまったが、困難な状況にいる人たちは今も苦しんでおられる。いつか復興して、元気な東北に戻れる日を信じて頑張っていこう。

　今日も涼しく小雨が降る中、二番目の姉が私を起こしに来てくれた。腕の力がないからまだ自分で起きることが出来なかった。着替えや食事の世話までしてくれた。庭では雨の中、賑やかな声。みんなはカートにペンキを塗る作業をしていた。

　伯母と従兄弟の一周忌法要で、神奈川県厚木市から伯母(二年前に亡くなった母方の伯父の奥さん)と従兄弟二人が帰りに寄ってくれた。伯母は病弱で、今まで来たことがなかったので初対面。
　伯母は末っ子の私にミンクのコートと指輪を下さった。私にだけお土産があり、姉たちはズルいと言っていたがお構いなしである(笑)。身体の不自由な私が一人で家事をしたりしていること、伯父や親戚中で可愛がられていたことをずっと思ってくださっていたようだ。指輪は伯父からプレゼントされたものだという。そんな大切なものをなぜ私に？と思ったが、息子三人が五十代で独身で結婚する予定もないから、片身に誰かにあげたかったようだ。
　伯母は現在83歳だという。上品でちょっと田舎の香りがした。生まれは伯父と同じ白河市。三十年ぶりの帰郷だそうである。実家は継ぐ人がいなくてなくなってしまったという。姉妹は仙台で去年大津波で被災したらしいが、もう四十年ぐらい会っていないらしい。
　いただいたコートと指輪を大切にしなければ！しかし何の石なんだろう。ハワイで伯父が買ってくれたという。

　夜、三番目の兄が一階の奥の部屋に、母が使っていたベッドを組み立ててくれた。私が具合が悪いときに寝ればいいと。
　二階の私の部屋にあるベッドは父が使っていたベッドを使っている。これからの眠りは両親の温もりを感じながら寝ることができる。

　それからチャンから大きな花束が届いた。部屋はお花の香りがする。みんなに心配をかけたから、早く元気にならなくては！あと四時間後には長姉に、鍼灸院へ連れていってもらうことになっている。





本日のえげれす
The Clash - I Fought the Law
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ジョー・ストラマーが亡くなったことは今もショックだったりする。
イギリスから発祥したパンクは、今も世界中でたくさんのミュージシャンに引き継がれている。






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