HERE TODAY DIARY Season2

　ちょっと夜更かししたので、ゆっくり寝ようと決めた日曜日だったのに、三番目の兄から電話で「これからランチ・バイキングに行くから起きろ！」と起こされた。眠いからいいよ、と断るつもりが「わかった」と返事してしまった(笑)。窓を開けたら庭に兄姉が勢揃い！急いで身仕度。
　向かったのは駅前のホテルだった。バイキングとは言ってもサラダとドリンクぐらいで、メインはハンバーグかパスタを選ぶようになっていた。ハンバーグ好きな私は迷わず決めた(笑)。味は上品だったが、私の好みではなかったな…。リーズナブルだったし、そのうち誰かと来てみたい。


昨夜観た作品は『赤いアモーレ』(2004年)
　才色兼備の妻(クラウディア・ジェリーニ)と暮らす医師のティモーテオ(セルジオ・カステリット)の病院に、事故で脳挫傷を負った愛娘が運ばれてくる。助かる見込みは皆無に近い。娘の姿を見ているうちにティモーテオはある女性を思い出した。学会の帰り道、車が故障し、貧しく暮らすイタリア(ペネロペ・クルス)と行きずりの関係を結んだこと。最初は酔った勢いでしてしまった事故だと悔やんだティモーテオだったが、イタリアに強く惹かれ、二人はいつしか離れられない関係に陥っていく…。
　ヨーロッパでベストセラーとなった小説をイタリアの名優、セルジオ・カステリットが自ら監督・主演し映画化したものです。何不自由なく暮らす男が惹かれたのはオンボロな廃墟に暮らす貧しい女。彼女の貧しい匂いが彼自身の少年時代の境遇と重なり、郷愁のような何かがあったのだと思います。二人は貪るように求めあい、夢中になっていくのです。ペネロペ・クルスの体当たりの演技はすごかった。スペイン人なのにイタリア語も完璧にこなしてたりします。けして許される関係ではないのに、悲しいなかに深い愛や絆があり、最後は泣けてしょうがなかったです。そんな恋だってありますよね！




本日のBGM　あの娘は電気磁石/THE COLLECTORS
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この曲に何度助けられたかわからない。マグネットで、私もあの方と繋がってたらいいのに！(笑)