曽根発明後日も走る

山口県周防大島町秋の平田佳弘さん（57）が柳井市神代のＪＲ大畠駅前に鉄道模型の専門店をオープンした。
海沿いを走る山陽線が一望でき、鉄道撮影が好きな「撮り鉄」に人気の大島大橋がある絶好のスポット。
平田さんは「鉄道好きの仲間が増え、まちのにぎわいにもつながれば」と思い描く。
店名は「柳井レイルモデル」。
平屋約56平方メートルに、Ｎゲージの車両や部品など約１万点をそろえる。
１５０分の１サイズで仕上げた駅や商業ビル、漁港などの精密なミニチュアの合間を列車が走り抜ける、縦約４・５メートル、横約１・８メートルのジオラマも置いた。
平田さんは鉄道模型メーカーに勤めた後、2011年12月まで10年間、川崎市で鉄道模型の専門店を経営していた。
自らは東京都生まれだが両親は周防大島出身。
「農作業や釣りをして老後をのんびり暮らす考えだった」と、幼少時代に夜行列車で何度も訪れた両親の古里に昨年２月、妻と移り住んだ。
趣味として自宅で鉄道模型の製作をしていたところ評判に。
新たに鉄道仲間ができる一方、県内では部材などの取扱店が乏しく広島市などで買わざるを得ないことを知った。
大畠駅と大島大橋に近い絶好のロケーションに店を構えたのはことし８月末。
週末を中心に、橋と店を行き来する鉄道ファンが大勢訪れているという。
（中國新聞　2013年10月22日）

品川駅は 東京都港区に在り、
大畠駅は 柳井市神代に在り、
神代駅は 岩国市由宇町に在り。

ＪＲ西日本広島支社は2013年10月16日、7月末の記録的豪雨で運行休止しているＪＲ山口線のＳＬやまぐち号について、11月02から年明けまでの計6日間、山口市の新山口―地福駅間（43・９キロ）で運転を復活すると発表した。　
杉岡篤支社長が山口県庁で会見し、明らかにした。
運行するのは11月02-03日と12月21日、2014年01月01〜03日。
蒸気機関車は通常使用されるＣ57「貴婦人」ではなく、Ｃ56「ポニー」に3〜5両の客車などを連結し、往路のみ1日1本運行する。　
定員は200〜360人で全席指定。
乗車券は1330円。
全国のみどりの窓口のある駅で11月02−03日分は10月19日から、他は運行の1カ月前から販売する。
ＳＬ運行日に限り、島根県津和野町への観光希望者を対象に、島根県などが地福〜津和野間で観光バスを無料で運行する。　

一方、現在不通となっている区間のうち、山口線津和野―益田駅間（31・0キロ）は11月16日、山陰線益田―須佐駅間（26・0キロ）は同09日から運転再開する。

（中國新聞　2013年10月16日）

いずれの列車も新山口駅発・地福駅行として、1日1本を運転します。
　（1）「SLがんばろう山口・津和野」号
　・運転日　11月2日（土曜日）・3日（日曜日）
　・編成　SL「C56」＋DD51＋レトロ客車5両

　（2）「SLクリスマス」号
　・運転日　12月21日（土曜日）
　・編成　SL「C56」＋DD51＋レトロ客車3両

　（3）「SL津和野稲成」号
　・運転日  平成26年1月1日（水曜日）・2日（木曜日）・3日（金曜日）
　・編成　SL「C56」＋DD51＋レトロ客車3両

SLの運転に加えて、津和野をはじめとする山口線沿線のご旅行をさらに促進することを目的に、中国JRバスが新たに新山口〜津和野駅間を直通ノンストップで運行するバス路線を津和野行き3便、新山口行き4便設定する予定です。

（ＪＲ西日本 同日）

宮崎カーフェリーは2013年10月10日、大阪航路の終点港を大阪南港（大阪市）から神戸港（神戸市）に変更すると発表した。
時期は神戸市の岸壁整備などが完了する2014年秋ごろの見込み。
南港に比べ、港湾使用料が約半分となる上、宮崎港からの距離が約９キロ短くなり燃料費が削減でき、合計で年約１億4000万円のコスト削減となる。
また、高速道路やＪＲ・私鉄駅に近いため旅客の利便性が高く、運送業者の理解も得られたという。
12年度の同航路利用者は16万5000人。
同社は、変更効果で07年度並の20万3000人への回復を目指す。
（毎日新聞　2013年10月10日）

宮崎カーフェリー（宮崎市）は、40年以上続く大阪航路を終了し、2014年秋から17年ぶりに神戸航路を復活することを決めた。
10日、県庁で記者会見した黒木政典社長は神戸市の繁華街などにアクセスのよい神戸港について「将来性のある港。修学旅行客などを呼び込みたい」と語った。　
同社の大阪南港航路は1972年に就航。当初は日向市の細島港発で、90年から出発港を宮崎港に移した。
南九州と関西、東海、関東地方などの大消費地を結ぶ重要航路だったが、08年のリーマン・ショック、口蹄疫（こうていえき）、原油価格の高騰などで次第に収支が悪化。
同社は09年度から４年連続で営業赤字となっていた。　
黒木社長によると、同社は数年前から増収とコスト削減を図れる新たな寄港地を模索。
今年２月、神戸市がＪＲ・私鉄駅や繁華街に近く、高速入り口まで500メートルと利便性の高い神戸港にフェリー岸壁を整備すると知り、同市と交渉していた。　
変更の影響について、黒木社長は「大阪航路の利用者の多くは大阪市のテーマパーク『ユニバーサル・スタジオ・ジャパン』を訪れる客だが、神戸港の最寄り駅から直通バスがあるため、大阪南港よりも便利になる」と説明。
また、南港に事務所などを持つ運送業者に配慮し、神戸到着を現行の大阪着から30分早め、高速道路経由でほぼ同時刻に到着できるようにするという。
（毎日新聞 2013年10月11日 地方版）

マリンエキスプレス時代の1998年5月以来の神戸復港。
現在整備中の新港第三突堤東側バースに発着予定。

一方かつては関西汽船や有村汽船も発着していた大阪南港かもめ埠頭。
立地の悪さが災いして、残るはフェリーさんふらわあの志布志航路のみとなるのでしょうか。

＜追記＞
神戸と宮崎を結ぶフェリー航路が2014年10月01日、16年ぶりに復活した。
９月に新港第３突堤に完成した「神戸三宮フェリーターミナル」（神戸市中央区）に宮崎発の初便が入港すると、消防音楽隊が軽やかな演奏で出迎えた。

1998年６月から休止していた宮崎カーフェリー（宮崎市）が、大阪南港からルートを変更。約１万２千トン、690人乗りの２隻で１日１往復する。

午前７時ごろ、白と赤の船体が沖合に姿を現すと、神戸市職員ら約１００人が拍手で歓迎。乗船客も手を振って応え、笑顔で降り立った。

大人運賃（２等）は片道１万２７４０円。
神戸からは午後７時半（日曜は同６時１５分）に出発し、翌日午前８時４０分に宮崎に着く。
最初の出港となる１日夜は、同ターミナルで記念式典がある。

（神戸新聞　2014年10月01日）


大阪南港⇔梅田・京都直行バス
こちらの直行バスは2014年9月30日出発をもちまして運行終了となります。

（ウィラーエクスプレス）

ＪＲ西日本は、広島支社管内の山陽線白市―岩国間に、２０１４年度から順次、新しい電車を投入する。 同支社管内に新型車両が入るのは約30年ぶり。
同社の真鍋精志社長が2013年03月13日、大阪市内で発表した中期経営計画（13〜17年度）の中で示した。
新型車両は、傾斜のある山陽線向けに新たに設計。
現在走っている１１５系車両と順次、入れ替える。
具体的な投入スケジュールは今後、詰める。
同支社管内への新しい車両は旧国鉄時代の1982年から83年にかけて投入して以来。
製造後50年が経過している車両もあり、更新が課題となっていた。
ＪＲ西日本は広島支社管内に今ある自動列車停止装置（ＡＴＳ）に替わる新しい保安システムを14年度から導入予定で、 それに合わせて、新型車両を採用することにした。

（中國新聞　2013年3月13日）

この話題は、2013年10月14日17・18時台放送のＮＨＫ第一「クイズ”鉄”の時間」にて、「あなたの今年の鉄道ベストニュース」のコーナーでも、（芸能事務所マネージャーら）出演者の驚きと共に取り上げられました。

放送　2013年10月14日（月・祝）　17：05〜18：50
鉄道に関するトークとクイズで、鉄道の日をお祝いする番組。
番組中に出演者が鉄道に関するクイズを出題し、リスナーの皆様がHPの投稿フォームから答えを送っていただく、リスナーの皆様と一緒に作る番組。
出演者　SUPER BELL"Z 　野月貴弘、　某事務所マネージャー　南田祐介
進行　久野知美

（ＮＨＫオンライン）
番組が始まるに先立っての宿題も ホームページに掲載。
「あなたの今年の鉄道ベストニュース」も募集。