<記録>
2015年02月15日(日) 曇り時折晴れ 風弱く高温
十三 @07:33−阪急神戸線特急高速神戸行→07:57 神戸三宮@
三宮 A08:10−ポートライナー神戸空港行→08:28@
神戸空港 F09:10−スカイマーク121便→09:55
米子空港 C10:05−松江一畑交通松江駅行→10:50駅前H
松江 B10:58−山陰本線出雲市行→11:17A
宍道 駅前11:21−木次線第三日曜代行バス(タクシー)→11:55駅前
木次 A11:58−木次線備後落合行(出雲横田以南は雪害でタクシー代行)→12:33A
出雲三成 駅前13:38−奥出雲交通 1日2往復の広島県庄原市高野町行→14:28
道の駅たかの 14:37−松江自動車道経由出雲市駅発みこと号広島行→16:35
広島駅新幹線口
阪急神戸線西行きの特急と神戸新交通の空港行との乗り換え、いずれも10分間隔の時間帯は、どうにもタイミングが宜しくないですね。
この隙間時間の有効活用を各自考えねば = 今回はJR駅西口改札脇の券売機で、イコカにチャージしました。
ポートライナーは出発2分前の到着・折り返し。 先頭車両が終点駅ホームでエレベーター至近。 そのエレベーターが、階段よりも空港駅2F改札に近いですね。
本当は飛行機が08時ちょうど出発へと70分繰り上がる3月29日改正以降の夏ダイヤになってから、今回の行程を楽しもうと企図していました。
それならば、米子空港 09:00→09:15 境港 09:26→ (米子空港09:41→)10:11 米子 10:25→11:17 宍道 と、JR普通列車だけで、余裕をもって木次線乗換駅へ到達することが可能な筈です(03月14日改正前の土曜休日時刻)。
しかし、民事再生法適用申請を行うなか、神戸〜米子線の1日2往復→1往復への半減を、突如2ヵ月繰り上げて、02月01日からの実施を余儀なくされることに象徴されるように、先行き不透明な部分がでてきましたので、微力ながら支援する意味合いをも込めて、今回のスカイマーク初搭乗となった次第です。
もっとも4000円という(高速バス並みの)安さに惹かれた面も否定できませんが。
但し、現行ダイヤでは米子空港以降の行程が、かなり窮屈。
空港からのバスは、神戸便到着の僅か10分後に出発し、25Km余りの道のりを所要45分で島根県庁所在地の松江へ到着。
ここでは、駅舎から最も遠い9番乗り場へバスが到着後、改札付近の券売機で乗車券を現金で購入して、高架ホームへ辿り着くという手間を要するというのに、乗換時間は僅か8分。
バスが延着しても、この列車が待ってくれることは有り得ない。
バスの到着が5分以上10分以内で遅れた場合の予備プランとして、
松江駅 H11:00−グランドアロー号広島行¥1,220.→11:37 高速木次 松江自動車道本線上のバス停からJR木次駅まで2Km弱を早足で徒歩
という案も用意して今回は臨みました。
(10分を超えて遅れた場合は…、木次線を諦めてそうですね、一畑電車に乗って、出雲大社か何処かへ足を運んでいたかもしれません。)
飛行機は概ね定時にポートアイランドを出発。
09:28には、岡山市街地上空を経て、中国山地越え。
雪の片鱗も見当たらない米子空港へ定時に到着したので、先ずは第一関門クリア。
到着ロビーへ速やかに移動。
しかし、到着10分後に出発というバスダイヤには、そもそも無理がありますね。
(島根県の地図を頂戴した1F案内所脇の)券売機で990円の乗車券を現金購入して、屋外に停車中の座席定員40名のバスへ乗り込みます。
3分後には定時となりましたが、一向に出発の兆しは見当たりません。
どうやら手荷物を預けた到着便の人達が全員、受取場を後にしたのをターミナル係員が確認して、バスの運転手に合図してからでないと、この連絡バスは発車しないようです。
一般論としては有り難い方式ですが、先を急ぐ今回の私としては気が気ではありません。
結局、乳児を含めて8名を乗せ、6分遅れて10:11に漸く発車。
松江以降の予備プランに今一度、目をしっかりと通さざるを得ません。
べた踏み坂の江島大橋を通ったバスは、大根島ではなく、中海北岸沿いの道路へ。
改良工事が進められていて通行量の少ない国道431号線を快調に走行、「道の駅本庄」の前を10:32に通過。
島根大学附属中学前交差点を10:44に通過した時点で、これなら間に合いそうだと明るい気持ちに。
そして市街地も渋滞は無く、なんと所定の10:50に終点へ到着(万歳!)。
山陰本線の2連気動車2両目キハ47 3015には車掌が乗務。
車内巡回の彼に、木次線への乗り換えを問うと、「宍道で2番に到着するので、同じホームの向かい側3番から…」と説明しかけてきます。
こちらが思いっきり怪訝な表情を見せると、「大変失礼しました。 本日は駅前からの代行輸送となります。 駅におります係員がご案内します。」 と訂正されました。
件の宍道駅の本線下り&木次線ホームには鉄道部の方が1名。
今の下り列車から木次線へ乗り換える僅か3名を誘導していただくことになり、跨線橋を渡り、出場して駅前へ。
何と上り列車からの乗換や、この駅からの乗車は皆無ということで、補助席を除くと定員7名の三葉タクシーのマイクロバスというかジャンボタクシーへ、この3名と鉄道部の方が乗り込みます。
似たような大きさの代行用車両が他にも2台ありますが、こちらは空車です。
3名とも木次以南へ向かうので、この車は南木次駅へ寄ることなく、ひとまず加茂中駅へ。
国道54号線を快適に走行し、加茂中駅へ到着。
ここでの乗車も無し。
無線連絡の結果、鉄道部員は加茂中で下車し、この車が幡屋・出雲大東・南大東へ寄ることなく、このまま木次へ向かうことに。
8分早い11:47に木次到着。
乗り換え待ち時間を活用して奥出雲交通へ電話し、本日午後の高野町行も通常運行の計画であることを確認。
(もしも標高640メートル王貫峠経由のバスが雪害などで運休ならば、木次線とその代行タクシーで秘境駅備後落合へ向かい、芸備線へ乗り継ぐ、青春18きっぷ向け行程=予備プランその2へ切り替えるつもりでした。)
54号線から外れた途中駅を経由してきた車からの乗り換え客は皆無であることを確認してから、木次発となる下り列車は定時発車。
上りと下りの本数が著しく異なるこの路線。
この列車は2連だが、2両目は回送(出雲横田13:02or14:01発で折り返すのでしょう。)
1両目キハ120 2の利用者は、ここから乗車の4名を加えて都合7名。
ここからは沿線に雪が見え隠れ。
途中での乗車はなく、2名降車。
そして出雲三成で4名下車したので、ここから先の車内は八川へ向かうという1名のみ。
出場後、残雪に気を払いながら、駅前(亀嵩寄り)の橋を渡ったところにあるサイクリングターミナルで昼食。
店内に入ったときは20名以上の客で賑っていましたが、13時過ぎに退出するときは5名ほどに落ち着いていました。
因みに駅舎には24時間営業のコンビニポプラもあるので、そこで弁当を注文すれば、その場であったかい御飯を詰めてくれるそうです。
第三セクターの200円バス、こちらへ駅前から3名乗車、先客は2名。
私以外は全員年配の女性で、4名とも町内で下車 (国道432号線から外れた尾白・見寄地区での乗降は皆無)。
国道の路面以外はそれ相応に雪深い峠越えは、旅行者1名のみ。
広島県内の和南原地区から福祉健康センター前まで1名利用 (降車時に「帰りも乗せてもらうので」と運転士に「予約」)。
高野インターに隣接する道の駅へ定時到着。
ここまでくると、雪は無し。
賑やかな道の駅での9分乗換のうちに、トイレ休憩もさせてもらえます。
松江(しんじ湖温泉)からやってくる、15:15の広島駅(新幹線口)行きグランドアロー(終点へ17:29着)に乗るという、こちらの予備プランその3も陽の目を見ずじまい。
高速バスみこと号は¥2,450、一畑バス便につき、パスピー・イコカは使えず。
40人乗りのところへ2名乗り込み実乗30。
中国自動車道の全く何も無い江の川PAでトイレ休憩。
大塚駅2名・バスセンター16名降車。
工事中の新幹線口ロータリーへは、3分遅れの16:38に無事到着しました。
<蛇足 @ A B C>
鳥取県の空港案内所で貰えたのは、「島根県観光ガイドマップ しまねパーフェクトガイドマップ」。
「運は一瞬、縁は一生。 ご縁休暇をとりませんか?」 と記されてもいました。
25万分の1ですから、細かなことはともかく、米子から広島までの道中、大まかな位置確認・車窓確認に大いに役立ちました。
木次線車中でお話しさせてもらった地元の方から、宇高連絡船紫雲丸事故では、修学旅行をしていた松江市内の小学生も、数多く犠牲になってしまった、という歴史も教えていただきました。
出雲三成駅の改札近くには、永井みゆき「雨の木次線」のポスターも掲示。
そういえば、北島三郎にも「呉線経由」という歌があるそうですね。
出雲横田13:21発宍道行き、木次以北が代行輸送となる第三日曜。
出雲三成での乗降が皆無のみならず、車内の乗客が文字通りのゼロ。
見てはいけないものを見てしまった、そのような気持ちにさせられたことが、今回の楽しい旅で、最も寂しい出来事だったのかもしれません。