<記録>2019年10月26日(土)薄曇り
美濃太田 09:56ー長良川鉄道2連1両目GJ8マン・2両目ナガラ307セミクロスシートー12:04 北濃
徒歩8分。
悲願寺 12:31ー白鳥交通石徹白線・昼便1往復はデマンドバス・210円ー12:59 下在所
石徹白橋13時19分・トンネル25分・漁協看板31分・石徹白ダム14時05分・徒歩完了は14時半。
家族旅行村 14:35−大野市バス前坂線予約制・100円−14:50(2分早着) 九頭竜湖駅
九頭竜湖駅 14:50−無料シャトルバス−14:53 紅葉まつり会場
紅葉まつり会場 15:50−無料シャトルバス−15:53 九頭竜湖駅
九頭竜湖 16:34−越美北線臨時列車単行キハ120-201−17:58 越前花堂
5月中旬の新緑まつりと合わせて年間4日間だけ運行される越美北線の臨時列車2往復。
(JR金沢支社は伝統的にこの臨時運行を広報されてきていませんが。)
これに乗ろうとあれこれ考えているうちに、8キロ歩いて岐阜・福井県境越えを敢行することに。
先ずは第三セクター長良川鉄道越美南線。 風光明媚な区間では減速してくれる便なので、進行方向左手の座席を確保。 途中の幾つかの駅で見掛けたのは、小さなお子さんとその保護者。 乗り込んで来ることなく、列車を背景に、はいチーズ! そして出て行く列車へお手振り。
観光客が郡上八幡でごっそり降りると、車内は閑散。 美濃白鳥を過ぎて終着駅まで乗り通した数名は、乗車すること自体が乗車目的という風情の方ばかり。
そしてその北濃駅での待ち時間を活用して、隣のバス停まで足馴らし。(バス代が100円安くなります。) 私が利用した峠越え区間で私以外の利用者は1名のみ。
午後1時、少し肌寒さも感じる歩き出し、ウォーキングに好適な季節・天候。
今は岐阜県に所属する石徹白(いとしろ)地区も、かつては福井県。 (昨今は小水力発電に取り組んでいる石徹白地区ですが、元々中部電力ではなく、北陸電力のエリアのようです。) 徒歩による県境越えも、川に沿って日本海側へと、概ね下り坂。 この8キロメートル、自転車があれば本当に快適移動を楽しめそう。 もっともサイクリストに追い越されたり、擦れ違ったりすることは一度もなく、こちらは分速90メートルを下回ることがないよう意識して、ただひたすらに歩き続けました。 (正確には目途がついた石徹白ダム前で2分程度休憩。)
辛うじて間に合わせた大野市バス前坂線も、私以外の利用者は1名のみ。
続けて乗り込めた無料シャトルバス、普段はこの地域に姿に見せない京福バスが運行を担っていました。
時間調整を兼ねて足を伸ばした紅葉まつり。 建設会社の方の手解きを受けながら、ドローン操縦を体験したり、屋台に並べられた食品が値引き販売される時間帯と重なり、出店者との駆け引きをも楽しむことができました。
しかし省みると実りの秋でもあるこの時期は、熊が人里へも下りてくるタイミング。
ましてや携帯の電波も届かない無人地帯。 90分も歩き通すのは、考えものです。
限られた時間を完走ならぬ完歩した爽快感は味わえましたが、この時期のこの行程、あまりお勧めしたくはありません!
越美北線、臨時運行区間の越前大野までは日没前で景色も楽しめましたが、満席状態の盛況で何よりでした。
但し車内で地元の方に伺うと、朝の福井発九頭竜湖行き臨時のほうは、途中の越前大野からでは乗り込むのを躊躇うほどに車内が混み合っていたそうです。 JR西日本が折角の2往復臨時運行を地域外へ向けてアピールしないのは、この混雑が一因だと思えてきました。 ローカル線を利用してみようという人に応えようにも、合理化が行き過ぎていて、対応できかねているのかもしれません。
<追記>
2020年5月16日と17日の新緑まつり、時節柄中止となりました。
2020年10月31日と11月1日の紅葉まつりも、中止となりました。