ここ2年近く、心に引っ掛かっていることがあった。
時々思い出しては、解決しようと試み、だがしかし解決せず、もやもや中途半端に心にひっかかっていたことが私にはあった。
それは、鍵。
鍵が開かないこと。
もっとはっきり言えば、画像のとおり、私が新職場に乗っていくことを想定していた自転車にかけていた6行4列のダイヤルのチェーン式ロックが開かないこと。
このチェーン式ロックは、約4年弱前からかかっていて、その解除番号を思いだせないでいたもの。
解決方法はあった。
根気強く、ただ根気強く解決の路を探れば、必ず解決する。
根気強く、6×6×6×6とおりの番号を一つ一つ当たっていけば解けること。
その過程で、4年前におそらく語呂合わせでこじつけて私が覚えていた、その解除番号を思い出すこともありうる。
なお、事前に心当たりの語呂合わせの番号を何種類も当たっても、鍵はあいてはくれなかった。
だから、方法としては、まず地道に、部屋でボサノヴァなど聞きながらリラックスして、気長に解錠を図ると。
あと、方法としてはもう一つある。
「鳴かぬなら、ころしてしまえ、ほととぎす」とばかりに、強力ペンチでチェーンを切断すること。
私の時給を考えると、その選択肢も、さいあく、ありうる。
だがしかし、それはやりたくない。確実な可能性があるのにそれを無視して、対象物の生命を断ち解決を図るのは私の性分に合わない。
で、腹を据えて、一から解決を試みたのです。
そしたら。
ものの15分で解決したのです。
チェーンのダイヤルを一つずつ動かし、その都度引っ張っていたら、ある特徴に気付くことができ。
開きました。
鍵が解けた。
ちなみに、解除番号は、いまだに何かもやっとした語呂合わせで、いまだに「あっ、そうだった、忘れていた」といった感覚にはならない数字でした。
それにしても。
世の中に、案ずるより産むが易し、ということばがあります。
また、恐怖心は対象物を避けていれば避けているほど大きくなるともいわれております。
いつも「いやだな、おっくうだな、めんどうだな、こわいな」とか、避けていると、その問題が心の中でモンスター化するのです。
また、世の中、心配ごとなどは、案ずるより解決に向けて行動してしまえば道筋が見えることが多いものなのです。
今回はまた、大事なことを改めて学んだボスでした。