以前、どこかで、「幸せを探すより、幸せと感じる心を探しましょう」といった感じのことばがあったのですが。


つまり、幸福追求のためにあれこれ手を尽くして疲れてあきらめて絶望するより、何かもっと小さい、身近なことに幸せを感じる気持ちを育てる方が堅実で、楽で、いいですよ、というものですね。


なんとなくなるほど、と思ったものです。


たしか、なくなった森光子さんでしたか、森さんがおっしゃってたものに、毎日、小さい幸せを噛み締めるんですよ、という言葉があって。

これもいいことだな、と思った記憶がありまして。




幸せになる方法はあるんですよ。



まず、自分の資産を紙に最大、書き込む方法。


資産、というのはお金、財産に限りません。

むしろそれではない。


自分の好きなこと、もの、幸せを感じるものを、書き出すもの。

一気にではなく、メモを持ち歩き、「あ、これは楽しみだな、そういえばこれはわたしが好きなことだな、幸福を感じることだな」というものを時間をかけて、ノートにまとめていきます。


家族、子ども、車、冷たいビール、おいしい寿司、ふかふかの布団、あたたかいお風呂、休日の二度寝、好きなテレビ番組、好きな人の音楽、植物観賞、香ばしい焼鳥、恵まれた日本に住んでいること、お小遣いの範囲での買い物、レモンの香り、食べ歩き、夏の海水浴、アイスクリーム、すき焼き、映画鑑賞、マリンスポーツ、・・・・


そういった、自分の嗜好に合った、好きなもの、幸せを感じるものを、かなりの時間をかけてノートにまとめていきます。


これが、自分の資産ノートです。幸せノートです。


こうして書くことによって、自分はなかなか恵まれているんじゃないか、幸せじゃないか、と気づくのです。

これは財産。


だまってぼんやりすごしていては、こうした幸せがあることにも気づかず、自分は不幸だ、不幸だらけだ、と絶望的になります。


小さいけれど、さまざまな幸せがあること、それらに恵まれていることに気づくと、なんとなく元気が出てくる気がしませんか。