人は米と味噌があれば生きていける。


私の父親が生前、よく言っていたことばなんですが。


父は趣味でポインター犬2頭を引き連れての山での狩猟やライフル競技、ライフル弾自前作成、ホルマリン使用の剥製作り、海でのクルージング、釣り、素潜り漁(許可取得)、キジや金鶏や烏骨鶏などの飼育、金魚や鯉の飼育、ミンクの飼育、盆栽、庭作り、酒、山林購入で薪ストーブの暮らしをしたり、ハチャメチャな趣味人で、もちろんグルメ、ジビエをいただき、すしを漬け、干物を作り、海草を干し、ところてんを作り、薬酒を作り、梅酒を作り・・今思い出しても「すごい趣味人だったな」と思う人だったのです。

さて。
そうした多趣味でグルメの父親も、時に本質的なことばで私ら、つまり三人兄弟の私らに話をすることがあって。


「人は米と味噌があれば生きていける。」


このことばは、父親がしょっちゅう言っていて。


グルメだけど、余暇に山でこもる生活もしていた父親が、身をもって実践し言っていることばで、重みがあったものです。

個人的には、あとはビタミンCが欲しいな、とは思ってましたが。



私も、グルメや暴飲暴食がたたり、体を少々、というか、かなり壊してしまいましたが、今になってようやく、私の父親が言っていたことばが、かなりずっしりと実感されるようになってきているところです。



今日はそんな父親の命日。


味噌とごはん、あとワカサギとタラコの佃煮でしんみりといろいろ思っているところです。