冬になると魚が旨い。秋口から栄養蓄えるため荒食いしているせいもあるだろう。脂が乗っている。旨味成分タップリ。身が締まったものも味わい深くていい。秋田のハタハタ(プリッとした弾力、滋味深い)とかマダラ(キモがフワフワで濃厚。身はコブ締めとか汁物、塩アラ汁)なんか最高。あと季節無視するとタナゴの塩振り焼き(炭火焼きで食べてください。凄いです。)銀ダラの煮付け(子供の頃食べて感動。感動が色褪せない。旨味が他の魚と異質。魚の最高に美人なロシア人って感じ)アイナメの煮付け(滋味、野生味凄し。やっぱ根魚は恐るべし旨さ)ソイ、クロカラの刺身(刺身の価値観が変わる。なんてうまいんだろう)カレイ類は煮付け、フライ、塩振りいずれもたまらん。以上これら魚は大大大好きである。
魚って好き嫌いがあるけどやっぱ海洋国に生まれたからには食べないのは勿体ない。あれ食べないと人生の食の喜びの1/5は捨てている位の感がある。健康にもいいし。魚食べなくてもいいと思っている人は子どもの頃あまり食べなかった人だろう。やっぱ子供の頃は何でも食べさせる(親の責任)べき。味の「タネ」を蒔いておくといずれ芽が出て伸びる。蒔かないと出ない。味のレパートリーが貧弱になる。私は野山の草花のミツから木の実、じいやが言っていたキャビアとかいう魚卵、エゾバフンウニ、老人が好むシドケ、アイコ、アザミなどの山菜、松茸ステーキ、焼きトリュフ、ドンペリ、アンチョビー、くさや、発酵食品などかなり荒食いしてきたつもり(部分的にウソです)良かった。
ところで私は「飯食いに行かない?」とかの「飯」「食う」という言葉が嫌い。なんか自分をおとしめた感じの使い方。顔が泥だらけでボロ服着て素手で握り飯(この言葉も嫌いだが。「おにぎり」と言おう)食べてる感じがする。(※ボロ服を蔑視しているのではありません。ボロ服結構。素晴らしい心で着ればかっこいい場合がある。)

つづく