皆さん、「飯食いに行こう」という言葉使いはやめて「ごはん食べに行こう」と言いましょう。男は勿論。女子だったらあり得んが。
さて、魚の食べ方についてです。魚の皮はサメとかカワハギ(ウマヅラ)等を除き原則全部食べます。私は皮を捨てるくらいだったら身を捨てた方がいいとまで思ってます(シャケとか特に)。で、私はまず背身と腹身の間を箸で割って行き、あと背びれと背身の間を線引きし、身を堪能、腹身だけを180度反転させ、腹身に付いている腹骨を一本一本抜いて腹身(魚のトロ部分)を味わいます。その後、魚のほっぺのお肉(これがうまい)を食し、目・眼禍(「か」の漢字が出ない。あなぐらのこと)をグリッと全部食べる。ここ、テスト出ます。ドコサヘキサエン酸、サイコサペンタエン酸が豊富。旨味成分グルタミン酸の宝庫。うまい。トロッ。絶対外せない。目つぶっても食べる。眼球は水晶体除いてキレイに食べる。で、その後魚をひっくり返して同様に身を食べ、残った背びれ(エンガワ)を吸う。脂タップリ。ここ、骨が堅くて鋭いから間違って飲み込まないように。できればノートしてちょ。さあ、今までは起・承の部分。転はアタマです。まず顎下(喉部分)が忘れ易い。ここはうまさの穴場。カレイとかの魚を除き円錐形の肉がついてます。ここは噛めばじわっと味がでる。食べて。で、頭の骨をひとつずつ外して啜って行きます。ちょっと下品な言い方をすると「しゃぶる」こと。そうして外してはしゃぶりしていると、最後は背骨に頭骨と尾びれが付いた形となる。尾びれはかじり食べる。「転」。ここが真骨頂なんです。頭です。頭骨はかじり、もうしゃぶっちゃってください。これが最終解脱です。恍惚…。お魚の愛です。生命の愛に、藤岡弘、さんのように黙祷し「フォオ…」と感動の吐息を漏らしましょう。私だったら15秒は黙祷しながら小刻みに頷きます。そして「結」です。背骨をちょっとずつかじり折って行き、頬内に骨刺さないように気をつけながらやんわり、徐々に、スタッカートをかけながら啜り噛みしゃぶって行きましょう。がんばって(別にLOVEする必要はないが)。
(`・ω・´)フヌッ。これをすることがお魚さんへのレクイエムなのであり、感謝、来世へ安らかにお見送りすることにつながりますから。凝り性な人は骨焼いてカリカリ食べたりまでしますから。そうなると私だったら採用します。女性で「転」レベルまで行く人は秘書にします。「結」レベルだったらもう「長靴下のピッピ」です。カトリーヌちゃん扱いです。養子にします(んな)。
さて。注意点です。耳骨は超堅いので注意しましょう。あと、近海すぎる所でとれたカレイとかのレバー(肝臓)には化学物質が濃縮していることがあるので肝臓は食べないようにしましょう。いかんぞう、なんて
(*´Д`)=зヤレヤレ
あ、そうそう。水晶体は歯に挟まったり食い込み易いので食べるのは推奨しませ…ゴホン、し失礼。
先日部屋掃除してたら、立派な真鯛の歯の付いた下顎骨と、これもまた見事な親指の爪の二倍位のマダラの耳骨と、更に、でっかい魚のきれいな透明の水晶体、巨大サザエのフタなどが大事にティッシュに包まれて出てきました。幼少の頃から魚貝(介)類の神秘性をリスペクトしてきていたんですね。いよっ小学生!
※今回は押し付けがましく、かつ悪のりし過ぎました。魚にはあまりにも思い入れが大いものでつい
‥…m(_ _)m
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泣き虫ボスさんって、お魚の事も、大変にお詳しいのですね。
家で魚料理をする時の参考にしようと思って、プリントアウトさせて頂きました。
ホシヤマ珈琲の記事も、大変興味深く読ませていただきました。
今度仙台に行ったら、行ってみたいなー、と思いました。