さっき個人的にとても嬉しいことがあった。
病院で今日は血圧が上８１下５３となかなか低く１日だるくふせっていました。先日の充実感とのギャップがあり落ち込んでました。日課の吉川英治全集読みも目がちらついている、体重も底を打ってきた、医者に手術予定を示された、来月半ば、いよいよか‥など、気分がＬＯＷのまま「東京情緒食堂」を眺めて過ごしました。退院したらロブションにビシッと決めて行くぞ。それが救いです。
夕方ミネラルウォーター買うためエレベーター前に行ったら、華やいだ服装の看護師の田○さんともう一人の女性の後ろ姿があったので「おっ。どこのギャルかと思ったよ。お帰りですか」とか話しかけたんです。田○さんは私を兄のように慕ってくれるので話しかけ易い人です。隣に愛嬌のある女性がいました。なんか見覚えがある。
私：「おや、こちらの方は‥」
田○：「泌尿器科の方です」
その人：「ときどきお茶で回ってます」
私：「!…もしかして山○さんですか？」
私は心臓外科の患者ですが体重を落とすため内科にいるのです。内科階には泌尿器科の患者もいて看護師さんも泌尿器科の人もいるんです。
実はこの山○さんという看護師は私の最も苦手とするタイプの方でした。目が湯沢絵灯籠の美人画のように切れ長で涼しいのですがいつもマスクをかけていて、この５カ月間でも一度も顔の全貌をみたことない方でした。７月のある日消灯７分前、私が歯磨きしに洗面所に歩いていたら、後ろから「チャチャッと洗ってくださいね」と言われ、私も正確な時計で動いているしプライドが高い（と思っている）かつ非常に傷つきやすい「ガラスの心を持ったライオン」「山のフドウの心を持ったラオウ」（わけわからんでしょうがめっちゃ優しい山のフドウの心をした、メチャメチャ強く非情なケンシロウの兄ラオウが私だとの例えです）のような人間なので、ひっっっじょうに傷ついたわけです。その時は私、悔しくて夜２時まで寝られませんでした。
つづく
