なべやきうどんであったまってネ

今日のテンションレベル★★★☆

先週の話ですが皆さん見ましたか若手マジシャンが集うGOD HANDS選手権。いやーたまげた。
何たまげたかってアンタ、Mrマリックさんからの刺客「麻友子」さんですよ。

私って大掛かりな道具使ったマジックってなんか冷める。必ずネタあるってわかることだから。

例えば今回の他の人のマジック。
水槽にカラフルな砂延々と溶かし、その中に手を入れかき回したら水が透き通り始め、バッと手を水から出したらその手から乾いた砂がサラサラと‥っていう手品。化学の実験で良くやることですよ。万年筆のインク消し見てるような。乾いた砂だって水から出せるはずない。手に忍ばせた袋かなんか破って出したような。かつて水を吸わないハイテクの砂も見たことがあるし。そんなのでしょう。

そんな中、相当冷めた目で見ても「おおっ」というマジックをなさったのが麻友子さんだったんです。
マリックさんをマリック様と呼ぶ彼女、巷でいう萌えキャラ。制服姿で愛らしい。で、始終自然なかわいい笑顔。手だって震えてませんから。マジシャンが手震えていたらこれもまた冷める。辛辣だけど。
彼女、手も震えず細いキレイな手で見事に4つ玉出したり減らしたり、常識でピンポン玉くらいの玉が手の中で増減する事ってあり得ないのはわかるけど「あれっ?もしかしてありえちゃったりして」という夢見せてもらった感じ。あれは凄いよハッキリ言って。
制服姿の彼女、最後は一瞬で衣装がメイドさんに変わるマジックで閉じました。

やられた‥私はやられました。コンプリートです。
彼女はおそらく想像を絶する血の滲むような努力をしている。さすがマリックさんの弟子。一人スタンディングオーベーションしちゃいましたよ。ウォーパチパチパチ・・・ヒューヒュー

以前マリックさんがおっしゃってました。空のビンに口より大きいスポンジの玉を入れる。普通取り出せないだろう。でもその中にハンカチを入れてそれにスポンジ玉を乗せて引っ張ると玉は取り出せると。こうしたふつうできそうにないことにちょっとした手を差し伸べることで不可能が可能になる。こうした発想が大事なのだと。
そのことばを聞いたとき私はマリックさんを一層好きになりましたね。そして何か非常にやる気が出ました。
今回の麻友子さんの技というハンカチに乗って「私もやるぞ、やらいでか」と元気がムラムラ‥いやメラメラと湧いてきた次第です。麻友子に感謝!(ヨビステニスンナ)