スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

自己啓発と幸せの実現

にしんそばです。いかがですか

一応申し上げておきますが、今回の文章は長くてまどろっこしいので、お読みになってお疲れになると思います。

さてと。私、昔から自己啓発系の書物を見るのが好きなんですよね。
最近でも2、3日に1冊、立て続けに20冊ほど読んでいます。
思えば自己啓発に関する書物は幼少の頃からコンスタンスに読んでいる感じ。もう、啓発の内容のパターンは見え切った感じがしています。現在は気分を明るくする読み物として読んでいます。

啓発書に書かれている内容の基本は「愛、感謝、誠実」な気持ちを持って、物事の達成可能性を「肯定」し、失敗は失敗でなく成功への過程だという「積極思考」、あと、明確具体的な「目標設定」、確かな「実践、継続」などで構成されていると言っていいでしょう。

こうしたことが書かれた啓発書を読むのは、読まないよりははるかにいいことですよ。

ただですよ、単にそれら内容を信用し切り、がむしゃらに実践するのはマズいと申しますか危険な場合もあるのではないかと思うのです。

例えば、ほんの一例として、ここ数日読んだ3冊にはすべて発明王トマス・エジソンの逸話が乗っているんですがね。
内容は「あと一歩だ、止めるな」「エジソンは7000の可能性のうち5000失敗しても“あと2000に絞られた”と積極思考を止めなかった」などというものなんですよね。

わかりますよそれは。わかるんです。継続すればいつか達成する可能性は高い。非常に多くの人は決意したことを継続せずに止めてもったいないことをしていますよ。

ただですね、世の中皆が皆、そんな中途半端な努力であきらめる人ばかりではないのですよ。

努力する場合、つぎ込む労力に見合った成果、見返りがあればいいんです。
でも人生の時間には限りがあるんです。ただ熱意を持って継続して、結局達成できないことも山ほどあると思うのです。

不謹慎かもしれませんがわかりやすく言えばパチンコの例ですよ。パチンコは「努力」ではないけど「努力」は「金」と非常に似ているので金で例えてみますよ。
大変多くの人は「あと数万つぎ込めば大当たりする」といってそれを繰り返し、結局大損しているでしょう。で、にっちもさっちも行かなくなっている。

成功者は水面上に見える氷の部分なのです。成功して脚光を浴びるから目立つのです。
徹底的に金(努力)をつぎ込んで失敗、挫折して破滅した人は水面下に山ほどいらっしゃるのですよ。

ただ単に金(努力)をつぎ込んで結局成功するのか否か、いずれになるのかは運も絡むし、その成果物の大小も明言できない場合があるのに、ただ「だ〜いじょうぶ大丈夫、積極思考で継続しなさい」というのも無責任だと思うんですよ。

とある本では「とにかく積極的にいい方に考えろ」という感じのことを書いてそれで終始している本もあります。これで必ず大成功だと。

わかりますよ。暗く考えるより明るくいい方向に考えるのが絶対いいんです。
ですが、必要なのは、失敗は実は失敗ではないなどと明るく楽天的にやり過ごすだけではなく、努力には失敗の可能性もあることを踏まえて、冷静に、心虚しくして分析する思考を磨くことでもあるんですよね。
目標(成果)の最終形(それが1つのステップ値でもいい)を定めること、それの達成可能性を判断して見極める目を養い磨くことでもあるんですよね。

人前でスピーチに失敗したとしますよ。楽天的に「たまたまだった」「今度は大丈夫」「私はグレイト、自信を捨てるな」などだけで済ませるのではだめなんです。かといってもちろん「もう自分はスピーチには向かないのがわかった」と、とことんスピーチを避けていくのもマズい。
なぜ失敗したのか、細かく分析し、原因を潰すことが大事なのです。

それにしても失敗体験とは恐ろしいものです。感覚のレベルで刻み込まれたりするので恐い。

例えば、人はレモンの酸っぱさを味わったら、その後レモンを思い出しただけで唾液が出ますよね。失敗経験もある意味同じ。いつまでもイヤな思い出になって、似たような場面に遭遇すると無意識に顔をしかめ、そこから遠ざかったりする傾向が出たりするのです。

これを打ち消すためには、レモンの例でいうと、レモンが非常に体にいいこと、鮮やかな黄色は元気の源、オシャレであること、スポーツマンとかが健康的にジュースをうまそうに飲んでいること、すばらしい気候で育っている場面、脂っこい食べ物のあとに食べるイメージなどを描いたり思い出したりして、納得するのです。
するとレモンが非常に好きになったりするのです。
まあ、最初からレモンが好きな人は別ですがね。

失敗したスピーチも同じです。
失敗した原因には、準備不足、ペーパーを持たなかった見栄による失敗、容姿への自信のなさ、声質・声の出し方についての劣等感とかがあるでしょう。
それを踏まえ、対応を考え、問題を潰し、解決した時に起こる聴衆が感心、感動する場面を思い浮かべ、それを納得して希望すると。そして少しずつでもそうした成功体験を作り、繰り返すと。これが大事なのです。

巷の書物にはこうした実践的部分の記載が足りないものが多いと感じていますよ。

人は誰しも幸せになりたいんです。皆さんもそうでしょう。私もそう。
で、私はそのために次のことをしていきたいと思っているのです。

まずその幸せというのは具体的にどんなものなのか、明確に描きたいと。
漠然と「幸せになりたいなぁ」‥というのは「何かいいことないかなぁ」「ハワイに行きたいなぁ」とただふらふらと歩いているようなもの。明確に目的・達成事項、数値目標、そのために必要な手段などを定めたい。
具体的目標のない人生はバーのない走り高跳びと同じ。設計図がないと、立派な建物を建てるのは難しいように、詳細な設計図、完成図が必要なのです。

で、目標、完成図を定めたらそれを書いたりして、いつも目にして達成に向けて実行していくのです。

そうすると、目標を達成するための、あちこちに落ちているツールがあることにも気がつくと思う。一番大事で難しいのは、この具体的な目標を立てることでしょうね。それは「必ず達成したい」と決意し腹積もりすることなのですからね。

それが定まったら強いでしょうね。
あの数万トンのタンカーでさえも、1人の人間が方向を定め、舵取りして推進できるのです。動かす気がないと全く進まない、停留しているだけ。

設計図を立てましょう。

そして皆さん。私と一緒に頑張ってみませんか(って私は人生相談のパーソナリティーか)。


ごくろうさまでしたデザートいかがですか。
前の記事へ 次の記事へ
カレンダー
<< 2009年05月 >>
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31
アーカイブ