そろそろドクターが血管に点滴管を入れにいらっしゃるとのこと。
なぜかしら生まれ育った海がみたい。
物心ついてからずっと遊び、歩いた思い出多い海岸がみたい。
すがすがしい風を感じて海の香りをかいで、ずーっと眺めていたい。
今ごろは凪いでいるだろうか。
今日の病院の昼食はこれでした。
肉野菜炒め、
野菜スープ、
ごはん180グラム、
イチゴ、
ヨーグルト。
あと、私が地階で購入したテリヤキビッグチキン2本、ジャスミン茶。
完璧だ。
これで今日のタンパク質はOKだ。
さっきお通じの薬もいつもより早めに飲んだし。
数度のテストの結果、シャワー前には大丈夫だ。
これで手術後でもしばらくはトイレはなしだ。
拘束されてトイレなんて耐えられませんからね。
ちゃんとシミュレーションしている。
あとは今日の病院食、晩ごはんをサラッといただいて、シャワーを浴び、お肌のケアをして、血液製剤を輸血して眠ると。
これで私の役割は終わりになる。意思をしっかり持って、あとはドクター、看護師さんにお任せするのみ。
天も味方してくださる。
ご先祖さまも。
運命も。
心配いらない。
ほんとうにあした手術を迎えるのだろうか。
そうぼんやり考えている。
こんなときに、不思議なんですがむしょうに焼きそばが食べたくなってます。
今日の病院の朝食はこれでした。
タンパク質が足りない。
でも私は満足している。
地階の売店でテリヤキビッグチキンなどを4本購入し、朝食に2本食べたから。
そうしないと造血が間に合わない。
血が足りない。
ところで。
私の病室のあるフロアに人を明るくする看護師がいらっしゃり、気になっている。
話していると、なんとなくテンションが上がってしまうのだ。
見かけはそう、芸能人で言えばさとう珠緒さんみたいなかんじ。キャピキャピしている。
じつは昨夜、シャワーを浴びていて、私は定期的に足のかかとの角質を器具でお手入れしているのですが、手術前とあって特別気合いが入ってしまい、ちょっと傷つけて出血してしまったんですよね。
で、シャワー後、別の看護師さんからキズテープをもらい貼っていた。
しばらくして、さとう珠緒さん似の看護師さんが私の血圧と、足の甲の脈を測りにいらっしゃったんですね。
やっぱり明るい雰囲気で。
で、私はあさって手術台で角質のあるかかとを看護師さんとかに見られると恥ずかしいから気合いを入れてお手入れをしていたら気合いが入りすぎてキズをつけてしまったことを話したら、「まあ、ボスさんったら乙女なんだから
ウフッ」とか言って笑わせてくれたりして。
私はその看護師さん、なぜ気になっているかと言えば、人相学とか行動上、どこから私が明るい雰囲気を感じるのか、明るい気持ちにさせられるのか、他の看護師さんとどう違うのか、そのエッセンスを知りたかったから。どういう生い立ち、経験を経てあのような明るさを醸し出しているのか、とか知りたかったから。
でも、看護師さんにそうした質問をするのはありえないし。
とにかく、患者を明るくするのは気質もあるけどご本人は意識しないけど才能だなと思っているボスでした。
今後も彼が持ち味を生かしていけることを願っています。
冗談ですよ。彼女です。