エンダーリリィズ、トロコンなり。(全収集要素と全エンディング回収済)
たとえ独りでもいいから、信じ合える人が居れば支えになる。

異形と化した物達の魂を救済していく中で、どんどん身体を蝕まれながらもひたむきに進み続ける少女が切なくも温かい。
穢れに満ちた救いようのない世界なのに、終わった後はとても清々しい気持ちになれる。そんなゲームでした。
いやぁダークファンタジー良いですねぃ。


ABCの3種類のエンディングが用意されてるけど、よほどの事が無ければ普通にA→B→Cの順に到達するものと思われる。
リリィ的にAがノーマル、Bがバッド、Cがトゥルーに当たるのかな。
知らなくても良いこともある。
知った上で受け入れるにも覚悟と強さが必要。
その先に待つ未来は…。



プレイ時間はまったりゆっくり進みながら16時間程度。
ボス戦は殆どリトライしなかったのでアクションで培った経験値次第でプレイ時間は前後すると思われる。
個人的には唯一ユリウス戦がキツくて、ここだけ6〜7回リトライした。他は2〜3回リトライする頃にはコツが掴めて苦戦はしなかったかなと。
良くも悪くもシルヴァ無双に頼ってしまった。


アクション面においてはジャンプ、ダッシュの挙動は全体的に軽快かつ直感的で不満点は一切思い当たらず。敵との戦闘における揺らぎといった理不尽さを感じるところも無し。
ダメージを喰らうのは全て自身の判断ミスによる物だからやられても納得感のあるしぼんぬ。
だからこそ何回もトライしたくなる。

未探索エリアは一目でわかるようになってるし、至る所にファストトラベルポイントが用意されていてユーザビリティもヨシ!
それでいて前にも書いたけど、しにゲーの中でもヌルくデスペナが無いお陰で気軽に進めて行ける遊びやすさもある。
スキル使用には回数制限もあるけど、大抵全て使い切る前には次の休憩ポイントに辿り着くから余程荒っぽいプレイをしなければ打つ手がない!なんてことにはならない。


と言いつつダークソウルやソルトアンドサンクチュアリすらやってない身でしにゲーについて語るのもおこがましいのだけども。←

少なくとも、しにゲー界隈の門を初めて叩くにはちょうど良い難易度のゲームなんじゃないかなと感じた。
なんならこれをきっかけにサンクチュアリやホロウナイト、アフターイメージとかもやってみたいなぁと言う欲求が湧いてきました。
あぁぁぁ〜色んなゲームヤりてぇ。←欲求不満


あとBGMね。破滅後の世界なのにどこか美しさを感じられるような。どのBGMもステージに合ってて雰囲気出てます。
終盤に近付くほど敵も背景もBGMもどんどん不気味になっていくところはダークファンタジーらしいなと。
あとは屋外で雨の当たる場所では絶えず雨音が聞こえたりする細かさもポイント高いですね。

ピアノ曲多めでな〜んか聴いたことあるような感じ…と思ったらMiliでしたか。そりゃ和むわ。
テーマ曲ずっと垂れ流してたいくらいサントラが欲しいけど尼の電子版くらいか手に入らないやね。
限定版(特典CD)の方はたっっっけぇし。


総じてかなり良ゲー寄りの評価。
アクション超絶苦手とかじゃなければPS4(Switch含め)の中でも万人にオススメ出来るタイプのゲームに入るかなと。


いじょ。